神林長平「あなたの魂に安らぎあれ」感想。
SF小説。2002年09月20日再々読了。
神林長平 /早川書房 1986/03出版 399p 16cm ISBN:9784150302153 \798(税込)
◆本書を読むのは3回目。
単行本が出てすぐ読んだのが1回目、これが1982年の末頃か1983年初頭のどちらか。当時私は16才。
数年後、神林長平が書いたハチャハチャSF「宇宙探査機迷惑一番」を読んで何じゃコリャ。何を血迷ってしまったのだ? で、お口直しに本書を再読。これが2回目。
◆20年前のSF小説なので、設定的に古く感じてしまう部分があるのはしょうがない。そうなんだけどやっぱり上手いなあ、と感じてしまう。神林ワールドは、他の誰にも似ていないし、他の誰もが真似できない(最近の若手SF作家を知らないだけで、神林ワールドに影響を受けている人も多数出てきているのかも)。こういう独自の世界観を作り出せる人は最高、と思うのだけど、SF作家だから世間的な認知度は低いよな。
◆神林作品では、「帝王の殻」「敵は海賊・海賊版(第一作)」「あなたの魂に安らぎあれ」が個人的なベスト3。まだ読んでいないのも数冊残っている。「膚の下」「死して咲く花、実のある夢」「グッド・ラック」「鏡像の敵」このあたりを読んでいない。そのうち読まなきゃと思っているけど、なかなか読む気にならないんだよな。
7点/10点満点
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