山本敏晴編「世界と恋するおしごと」感想。
国際協力関係者インタビュー集。2006年07月12日読了。
山本敏晴 /小学館 2006/06出版 317p 19cm ISBN:4093876401 ¥1,680(税込)
国際協力を仕事とする人たちへのインタビュー集。編者は、国境なき医師団にてシエラレオネで医療活動を行った人。読者ターゲットは高校生~大学生と思われる。
海外青年協力隊で「料理」を教えるためエチオピアに行った女性(この女性はその後ポーランド総領事館の公邸料理人になった)、国連ボランティアで戦時下のボスニア・ヘルツェゴビナに行った男性、国境なき医師団でシエラレオネとスーダンで医療活動を行った医師、そういう人たち26人のインタビューが収録されている。
基本的なインタビュースタイルとして、どういう学生時代を過ごしたのか、学生の頃から国際協力に興味があったのか、どうやってその職場に入ったのか、入った後どの国でどんなことをやったのか、を聞いている。
その他に、青年海外協力隊への応募方法、国連職員になるためには、などのコラムも充実しているし、国連職員は基本的に2年契約で、契約更新してもらえなかったらキャリアは終わり、というシビアな現実も書かれている。
で、本書の感想。予想以上に面白く読めた。
こういったことに興味のない人には全くもってつまらない本だと思うけど。
7点/10点満点
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