山本一郎「俺様国家 中国の大経済」感想。
中国罵倒書。2008年02月21日読了。
山本一郎 /文藝春秋 2005/10出版 248p 18cm ISBN:9784166604692 \829(税込)
当ブログ、Niftyのカウンターでは一日200アクセスくらいあったのに、今年に入ってからがた減り。更新頻度が少ないからしかたがないのだけれど、とりあえず一日一件ぐらいは記事を投稿して見ようかと思う今日この頃。と意気込み臨んだ週末だったが、花粉症のような症状が出て、でも実は発熱しているからただの風邪なのかも知れないというわけのわからない状態。今年に入ってから週末に熱出して寝込むの3回目だ。歳取ったんだなあ。
さて本書。ブログ界で切込隊長と自称している山本一郎が書いた少し昔の本。
山本一郎のことは昨年8月頃まで全く知らなかった。アルファブロガーとかアルファコメンテイターなんていう存在がいることすら知らなかった。で、日経ベンチャーの愉快なコラム「困った会社見本市」を読み、なんとまあ的確適切なバカベンチャー起業家切って捨て、と思い大笑いしながら読んでいたのだが、これだけ適切的確な分析が出来るってことはさぞやお年をめいた方なのだろうと勝手に解釈していたのだが、今年に入ってから山本一郎を普通に検索したら切込隊長と呼ばれるアルファブロガーで「俺様キングダム」なる大笑いブログを運営している人で、私より年下だと知ったのだ。
で本書。
3年ほど前の中国を分析し、中国という国はかなりめちゃくちゃで危ないよーん、と警鐘を鳴らす鋭い分析を行っている。
なかでも、中国の自治区が内乱を起こし、もしくは中国の経済バブルが崩壊し、もしくは何らかの理由で中国が内戦状態になったら、中国から山のように、外国語を喋れなくかつ肉体労働以外に仕事が出来ない学のない役に立たない中国の貧乏農民が、億単位で難民として日本になってくるぞ、そうなったらいくら難民の受け入れに消極的な日本とはいえ、億単位でやってくる貧乏無学中国農民を片っ端から領海侵犯で撃ち殺すことも出来ず、そのうち中国難民を受け入れざるを得なくなる、そうなったら恐いぞ。
というお話にはいたく感銘を受けたのであった。
あ、37.8℃になってしまった。今日はもう寝る。
8点/10点満点
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