井形慶子「日本人の背中」感想。
出来の悪いエッセイ。2008年03月24日読了。
この本の上に死んだゴキブリを乗せ、廃サラダ油をかけて燃やし、それをビデオにとって著者に送りつけたいくらいの駄エッセイ。
著者が無知過ぎる。そのくせ大上段に構え上から見下ろすような物言い。
読んでいてむかつき、無知バカアホマヌケ著者死ね、とイライラし通し。特に経済に関してはまるで無知。
■P50
「オタクに注目したのは経済界であり海外の文化人だったのです。(中略)今やオタクは日本経済に大きな影響を与えようとしているのです」
死ね無知バカ著者。オタクが経済に大きな影響を与えているのではなく、マンガやアニメなどのコンテンツビジネスそのものが経済に大きな影響を与えているのだ。マンガ好きが全てオタクと思っている著者はバカでマヌケでアホ。
■P201
スティールパートナーズのブルドックソース買収が裁判所で否定された事態に関し、欧州で成功した富豪の意見というのを載せている。
「「世界のブルドックになれるチャンスを閉鎖的な日本人がよってたかってたたき壊した。もったいない。これではグローバル社会を日本人は生き抜けない」と嘆きました。それを聞いた私は、彼は長い海外生活で、日本人としての大切な肝を忘れてしまったのだと思いました」
バカアホマヌケ死ねクソちんけ著者。ブルドックソースの一件は、たいした努力もしないで一定の売り上げを稼げるブルドックというブランドにあぐらをかいている経営陣が、スティールに買収されたら自分たちの首が危ないと危機を感じて仕掛けた、無能の見本。
日本から外資がいなくなったら、日経平均株価現在12,000円台は5,000円くらいになってしまうかも知れないのだよ。そんなことになったら凄まじく損をして破産に追い込まれる日本人が何十万人発生することか。
ああ、もういいや。こんなくだらないキチガイエッセイの感想書いてもしょうがない。
最後、この本の決定的にダメな点。
本書は文字が大きく一行文字数、ページ行数ともにスカスカ。
1行39文字×1ページ14行=546文字/ページ
本書は254ページであるが、目次や章見出しページなど抜くと232ページ。
400字詰め原稿用紙に316枚分。これで1680円
値段が高すぎ。
※先日読んだ文庫本の「歌舞伎町と死闘した男」は、1行38文字×1ページ16行×303ページ(目次など含む)で400字詰め原稿用紙460枚相当。600円。文庫本よりサイズがでかい本のクセして、文庫本より密度が薄い。著者は脳みそが足りない。スカスカなわけだ。
1点/10点満点
| 固定リンク | 0
「◇エッセイ・紀行文」カテゴリの記事
- 北澤豊雄「花嫁とゲバラを探して」感想。2023年4月4日読了(2023.05.29)
- 高野秀行「語学の天才まで1億光年」感想。2022年10月19日読了。(2023.01.21)
- 白川優子「紛争地の看護師」感想。エッセイ。 2020年12月31日読了。(2020.12.31)
- 白戸圭一「アフリカを見る アフリカから見る」感想。ルポエッセイ。 2020年08月26日読了。(2020.12.31)
- 米国大統領選挙予測 2020/10/27 17:42(2020.10.27)
「★惚れ惚れするほどの駄作」カテゴリの記事
- 宮田律「イスラム潮流と日本」読了断念記。
便乗本。2015年07月23日読了断念。(2015.08.14) - 佐藤良彦「ようこそタンザニア」感想。
駄本。2013年10月21日読了。(2013.11.06) - 船戸与一講演録「『満州国演義』に見る中国大陸」感想。
講演録。2012年09月15日読了。(2012.09.21) - 岡田理恵/長尾弥生/柳沢有紀夫「極楽アジアの暮らし方 マレーシア/インドネシア・バリ篇」感想。
ガイドブック。2004年09月08日読了。(2004.09.08) - ラブルース/クトゥジス「麻薬と紛争」一行感想。
ルポ。2003年10月16日読了。(2003.10.17)
コメント
初めまして。
私はついうっかりこの「日本人の背中」
を購入してしまい、非常に後悔している者です。
貴方様の感想に全面同意です。
金返せ!!と叫びたくなりました。
投稿: らせん虫 | 2012/01/13 13:58
らせん虫さま、コメントありがとうございます。
今改めて私の感想文を読むと、小学生みたいな感想で恥ずかしい限りです。
お暇があったら、今後とも当ブログをご贔屓に。
投稿: | 2012/01/25 00:06