栗本薫「グインサーガ120 旅立つマリニア」感想。
ファンタジー。2008年04月15日読了。

栗本薫 /早川書房 2008/04出版 309p 15cm ISBN:9784150309190 \567(税込)
◆リンダとフロリーの少女マンガチックな会話が延々と続く。
マリウスのセリフも、今までと同じようなことをただ繰り返しているだけ。
内容が全くない。
この中身の無さはひどいとしか言いようがない。
◆話は何も進んでいないし、会話も全く推敲されていない。これこそだだ漏らし。作者の頭の中に浮かんできた言葉を何の推敲もせずに書き綴っているだけ。これではもはや小説とは呼べない。単なる下書きだ。いや、下書きの下書きくらいか。とにもかくにもひどい。
◆出版不況の昨今、グインサーガは出せば売れる。ハヤカワの稼ぎ頭だろう。だがここまで内容がひどくなってしまうと、悪評に悪評が重なり、今後新しい読者は増えないだろうし、惰性で読んでいる古い読者も愛想を尽かすことだろう。少なくとも120巻+外伝21巻(22冊)=合計142冊読んできた私は、愛想が尽きた。もうグインサーガは読まなくても構わない。
◆そう思ったので、手元にあるグインサーガ全巻+愛蔵版4冊+英語版とかハンドブックとか諸々全部叩き売ってしまおう、とヤフオクを見たら、グインサーガの出品は数多くあるものの、ほとんど買い手がいないことがわかった。かつて数多の読者を獲得したグインサーガだが、今は見向きもされなくなっているのかも知れない。数巻前に累計2800万部突破と帯に書いてあった。外伝も含め、平均20万部くらい売れていることになる数字だ。だが、こういう長い話は第1巻が最も売れ、巻数を重ねるほど売上が落ちるはずである。ヤフオクでの売りの多さと買いの少なさを考えると、今は相当部数が落ちているのではないだろうか。私は愛想を尽かすのが遅すぎた、という気がしてならない。
2点/10点満点
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