2008年正月、ボルネオ島に行く(5)
◆2008年1月4日
朝、ホテルの敷地内を散策。椰子の木(?)の間から見える島は、前日アイランドホッピングでまわった島。
7:30起床。今日も11Fのゴルフビュークラブというところで朝飯。今日もパン中心の洋食ビュッフェ。佐藤君食い飽きていたらしく、違う料理はないのか! と日本語で文句。ジュースとコーヒーを頼んだらウェイトレスがなにやら英語で言っているのだが、内容が全く理解できない。訛りが入っているのかマレーシアイングリッシュなのか、とにかく聞き取れないから無視してコーヒープリーズで押し通す。
9:00佐藤君がぐうぐうと二度寝するので、10:30までホテル周辺を散策。
ステラハーバーリゾートは、ビジネスホテルっぽいパシフィックウィングと、コテージっぽいマジェランウィングがある。マジェランウィングの方に向かって歩いていると、東南アジア最高峰キナバル山(4095m)が見えてきた。こことキリマンジャロは私が必ずいつか登ろうと思っている山。前日の現地ガイド君は去年日本人観光客12人を引き連れキナバル登山(添乗)をしたが、最も若い人で40代後半、最高齢は72歳。12人中11人が登頂に成功し、登れなかったのは最高齢72歳の人だけだったそうだ。年齢と体力を考えるとキリマンジャロの方を先に登るんだろうなあ。
10:00チェックアウト。チェックアウトの際、当たり前だけど冷蔵庫(ミニバー)の代金を精算したが、自己申告では信用されないらしく、フロントのおねーちゃんが無線で係員を部屋に派遣し、精算代金の確認をしやがった。ミネラルウォーターとかが無料だったので、これも無料だと思っていたポテトチップが有料とか言われて、ああそうなのかいわかったよ払いますよそのくらい、と精算金を追加で払った。まったくもう何のためにチェックインの時にクレジットカードを見せているんだか。ちなみにポテチが8RM=210円。高いよ。
10:15昼飯と最後の市街観光をするため、荷物を預けてタクシーでGO。今回はKKプラザ(ショッピングモール)というところまで行く。
コタキナバルってのは人口30万5000人の中規模都市で、街の中心部は2~3キロ程度。中心部の端から端まで歩いても1時間もかからない小さめの街。私が住んでいる柏市も40万人弱で、中心部の広さも同じくらい。街のコンパクトさが柏と似ている感じがして、何となく居心地が良い。
コタキナバルに関して記載のあるマレーシアのガイドブックに必ずと言っていいほど載っている時計台。札幌の時計台と同じで、見てもがっかりするだけ。
同行の佐藤君がコーヒーを土産で買いたいので「ボルネオ1945」というガイドブックに載っているコーヒーショップに向かった。
店の周囲が道路工事中で、この店に行くには車道を歩かなきゃならなかったんだけど、アジアの国らしくなく、ドライバーはちゃんと私たちを避けてくれた。中国やタイだったら轢き殺されていそうなところ。
ボルネオ1945は店番の女の子がかなり可愛かった。けど英語が通じず、店主らしき白ひげの爺さんに代わってしまった。惜しい。写真を撮っておけば良かった。
この日はボルネオ島に来て一番天気が良かった。テングザルの日も、アイランドホッピングの日も曇っていた。だがこの日は晴れていた。快晴に近かったと思う。うろうろしていたら汗が出てきた。1月なんだよなあ、24時間後は真冬の日本なんだよなあ。
その後、地元住民向けのセントラルマーケット、観光客向けフィリピノマーケットに行く。セントラルマーケットは食料品中心で買う物なし。フィリピノマーケットは土産物中心だけど、びっくりするくらい値段が高かった。露天と比べると3倍以上の値段が付いていた。完全に観光客向けなんだろうなあ。
露天の他にも普通の商店街とかにも行ってみた。現金に余裕があれば買いたいと思うような物もあったけど、手持ち現金が少なかったので見るだけ。
12:00いい加減昼飯食うべ、とレストランを探す。セントラルマーケットにある現地人向けの食堂に入ろうとか、超高級海鮮料理屋に行こうとか、センターポイントの地下でいいだろうとか、いろいろまわったけど、なかなか踏ん切りが付かない。私も旅慣れていないし、佐藤君はもっと旅慣れていない。現地人向けの食堂に行きたかったんだけどメシの頼み方がわからない。なんか情けなく。
で、結局ガイドブックに載っている「バナナリーフ」というインド人が経営するカレー屋に行った。チキンカレーと魚の頭のカレーとマトンカレーを注文。魚の頭のカレーが店主一番のお薦めとのことだったのだが、これがめちゃくちゃ旨かった。
この店のカレーがめちゃくちゃ旨かったのと、暑い中(30℃くらい)2時間歩き回ってちょっと疲れていたせいか、二人揃ってビールぐびぐび。メシ食ったらすぐに観光再開するつもりだったのに、1時間半も居座ってしまった。この店はセンターポイント(ショッピングモール)から歩いて3分くらいのところにあるので、メシの後はセンターポイントをうろついて、
15:00ホテルに戻って、送迎の人を待つ。テングザルツアーの日本語ペラペラのガイド君(ちなみにKay Tours &Travel Sdn Bhdのジェームズ君)が来て、おお君かあ、なんて言ったりしつつコタキナバル空港へ。チェックインはジェームズ君がやってくれて、コタキナバルークアラルンプール、クアラルンプールー成田の両方の座席を完璧に指定してくれた。クアラルンプールでの手間が凄まじく省けた。グッジョブ・ジェームズ。
ああ、あっという間の現地3日間だった…
しかし。
クアラルンプールに到着したら、なぜか国際線の着陸場。国内線だと思って乗り換え手続きしようと思ったら入国審査? 何で?
混乱した頭で入国審査のお姉さんに、「コタキナバルから来たのに入国審査があるの?出国じゃないの?」と聞いたら、コタキナバルークアラルンプール間の飛行機が、関空ーコタキナバルークアラルンプールの経由便だったみたいで、だから当たり前だけどクアラルンプールには国際線の着陸場に到着するのだと言われ、笑って「このまま入国審査を通り抜けて上のフロアに行くと出国カウンターがあるから、そこに行きな」だって。
迷うってえの。
乗り継ぎまで4時間。晩飯でも食うかあ、と空港の中をうろつく。トイレに行っている間に佐藤君とはぐれ、かなり焦るが1時間後再会。その間に佐藤君がクアラルンプール空港では唯一かも知れない喫煙出来るバーを見つけ、そこで1時間半くらい飲み&たばこ(ちなみにバーの隣のテイクアウトレストランで食料を調達でき、バーに持ち込み可能)。その喫煙バーは日本人が異様に多かった。他人のことをとやかく言えないが。
ああ、それにしてもあっという間だった。
楽しい旅は短く感じるんだなあ。
次はどこに行こうかなあ。
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