2月28日昼 タカオ君!
今日の午後は何もやることがない。昼飯も食わなきゃならないので、ヴィクトリアフォールズの街中に出てみる。この日は日曜なので、土産物屋も7割以上閉まっているし、土産物売りの兄ちゃんも昨日に比べると少ない。
今晩ザンベジ川のサンセットクルーズに行こうと思い、地球の歩き方に載っているシェアウォーター社という旅行会社を探す。ホテルにブースを構えている旅行会社だと45ドルだったサンセットクルーズは、シェアウォーター社で40ドルだった。
サンセットクルーズ申し込んだらまた暇になってしまったので、「ビッグ・ツリー」と名前が付いているくらい有名らしいバオバブの木を見に行くことにした。シェアウォーター社の受付の姉ちゃんに「歩くとどのくらい?」と聞くと、「歩くの!? 無理よ、危険よ、あのあたりはイボイノシシや蛇や、たまに象が出るのよ、歩くなんてとても危険よ!」とのお答え。治安的に危険なのじゃなくて、動物が出るから危険って言うのは何か新鮮。結局、タクシーなら往復6ドルでいってくれるというので、街中から3kmくらいなので歩いたって構わない距離なのだが、まあ6ドルならいいか、と。
うーん、これだけ?
街中のファストフード店が4軒入っているフードコートに行き、ChickenInnという店でビーフバーガー+ポテト。でかいが、5ドルしたので安くはない(高くもないけど)。
サンセットクルーズまでヒマだなあ、と町をぶらついていると、タカオと名乗る少年(19歳)が「あっちに橋が見える良いビューポイントがあるから案内するよ。日曜だから僕もヒマなんだ」と声をかけられた。こういう場合、ぼったくられる土産物屋に連れて行かれるのが相場なんだけど、この少年は土産物など一切売ろうとせず、「僕の名前はタカオ、日本でも良くある名前なんだってね」「タバコちょうだい」「(私の履いているサンダルを見て)サンダルちょうだい」とか言うだけ。(ジンバブエではタバコは18歳以上)
怪しい奴らってのは、大概目がどよよーんとしているのだけど、タカオ君は目が輝いていたので案内してもらう事にした。
「10分歩けばビューポイントだよ」と言っていたけど、ずっと現地住民の暮らす町(タウンシップ)を案内するだけ。「ここが町のサッカー場」「ここが市場、でも今日は日曜だから閉まっているけどね」「ここはバー、ヒマだからみんな昼から酒飲んで踊っているんだ」「ここが僕のいとこの家」「ここが僕の家」
「面白いけどさ、サンセットクルーズの時間が近づいてきているからホテルに戻るよ」
「じゃあホテルまでの近道教えるよ」
タカオ君は素直で良い奴だった。彼はもっともっと英語力を磨いて、ヴィクトリアフォールズの観光業に就きたいのだそうだ。頑張れ!タカオ君!
つづく。
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