歳をとると病気しやすくなるのだろうか。
ブラジル・マナウスのアマゾン川リゾートで目の病気に罹った。去年(2009年)の11月13日に発症した。
右目にだけ目やにが大量に出て、涙が溢れて止まらない病気だ。
アマゾン川は蒸し暑かった。虫も居た。
虫にやれたのだと思っていた。
その病気は、11月28日、アルゼンチン・ウシュアイア=世界最南端の町で、なぜか自然治癒した。
今年の1月1日に一時帰国し、1月17日より世界一周を再開した。
2月14日(バレンタインデーだ!)、スペイン・バルセロナで目の病気が再発した。
それはその後治ることなく、私を苦しめた。症状は大したことがない。目やにが出て、涙があふれ出るだけだ。でもこれは思っていた以上に不愉快な症状だった。片目だけ常に涙で濡れている、これは想像以上に不愉快な症状だった。
この病気が、私を気弱にさせた。
この病気の原因は虫だと思っていた。
虫が原因の病気を抱えたまま南部アフリカを旅し続けることは厳しい。
私は弱かった。
そして私は3月9日に、再び一時帰国した。
日本に戻り、私は大学病院に行った。
南米を旅行し、病気を発症し、自然治癒し、中近東を旅し、スペインで病気が再発し、南部アフリカ旅行を続けたものの、気力が途切れ一時帰国したことを医師に伝えた。
それを踏まえ、3月18日に医師が下した結論は「慢性涙嚢炎で要手術、入院5日」だった。
涙を鼻に流すための涙管が詰まっていて、涙嚢という部分が炎症を起こしている。それが私の病気だ。
愕然とした。
海外旅行保険会社に相談したら、手術費用を含め、全額保険適用になるとのことだった。少しだけ心労を減った。
目やにはイコール膿である。
目元(涙管の根本)を押すと、膿がぐちゅっと出てくる。
これはかなり気持ちが悪い。
目元を指で押すと、膿がぐちゅっと出てくるのだ。
ぐちゅっと出てくるのだ。
それが。
4月のある日、膿を出すため目元をぎゅっと押したら、
ぷちゅっ
と音が鳴って、涙が鼻に抜けていった。
4月19日、病院に行きことの経緯を話し、診断を仰いだ。
「うーん、これは完治しましたね。珍しい。とても珍しい。この病気が自然治癒したのを見るのは初めてです。治癒したので手術は不要です。良かったですね」
うん、確かに良かった。手術しなくて済むのは良かった。
これで心置きなくインドに行ける。
※酒飲んで酔っ払いながらiTunesへのCD取り込みをやっていたら、なんでこのエントリーを書こうと思ったのか思い出せなくなってしまった。肝炎治りかけで酒を飲むといかんのだなあ。
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