大沢在昌「新宿鮫」感想。
冒険小説。2010年09月05日再読了。
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積ん読本が300冊(いや400冊超かも)を超えているのに、昔読んだ小説を再び手にしてしまった。夜中寝る前に、ちょっとだけと思いつつ寝室の本棚を片付けていたとき、本書を手に取り「ああ懐かしいなあ、どんな話だっけ」と冒頭を読み始めたら、やめられないとまらない。
ヒロイン晶の設定はやや古くさく感じるが、それ以外は今読んでも一級の刑事小説だよな、やっぱり。
本書に関しては、エドの存在が秀逸。
大沢在昌を知ったのは、「新宿鮫2 毒猿」が凄まじく面白い、とパソコン通信で評判になっていて、当時冒険小説にはまりつつあった私は、全然名前も知らん作家だけど、みんなが面白いというのなら多分面白いのだろう、と読んでみたのが最初。「毒猿」読了後、既刊の大沢本を全部買って全部読んで、その後も大沢在昌はずっとほぼ全作品を読み続けた。当たり外れはあるけれど、外れ作品でもそれなりにちゃんと楽しんで読めるところはさすが。
最近は小説をあまり読まなくなってきたので、大沢作品も「罪深き海辺」を最後に新刊は読んでいないけど、相変わらず安定した作品を書き続けているのだろうな。
8点(再読なのでちょっと厳しい)/10点満点
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