朝日新聞アタ取材班「テロリストの軌跡」感想。
ルポ。2012年01月16日読了。
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911の主犯格モハメド・アタの実像に迫るルポ。
比較的最近この本の存在を知り、日本人の手で書かれた「911テロ」関連本としては完成度が高いとの評価を得ているので読みたくなった。2002年4月に出版されたこの本は絶版だったので、amazonの古本で買った。
古本で手に入れてから知ったのが、本書は朝日新聞記者9人の取材班の共著によるもので、そのチーフが私的10点満点を付けた「カラシニコフ」の著者松本仁一氏だった。
911のテロは2001年に発生している。本書の元は2001年11月26日から2002年2月9日まで朝日新聞に連載された記事で、本書の出版日は2002年4月である。出版社は草思社である。前から疑問に思っているんだけど、新聞社ってのは、他社から本を出版してもとがめられない文化なんですね。会社が寛容なのか、自社の出版部門のフットワークが重いなど理由で無問題とされているのか、会社員の前にジャーナリストであるべしという業界全体の慣習なのか、なし崩し的なのかわからんが。
出版されてから10年も経った本だけど、今読んでも、テロから半年以内でこれだけの取材をした朝日新聞の記者達の粘りに感心する。(海外メディアの後追い的なところもあるけど)
とはいえ、世界中で新聞崩壊が始まっている今の時代、今後もこれだけの取材(金をかけるということ)ができるのかな? と思うと少々暗くなってしまうのである。
7点/10点満点
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