木村元彦「オシムの言葉」感想。
ノンフィクション。2012年02月04日読了。
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◆内容(amazonより)
05年ジェフ市原を優勝に導き、06年より07年11月に病に倒れるまでサッカー日本代表監督を務めたイビツァ・オシム氏。数々の名言の背景にあるものとは?
◆感想
旧ユーゴ、サラエボ(現在のボスニア)で生まれたオシムは数学者になれるほど勉強ができたのに、サッカーの道へと進んだ。そして旧ユーゴの代表監督になった。その最中にユーゴの分裂が始まり、遠征に出ている間にサラエボは戦渦に巻き込まれ、妻とは2年半も会えなかった。
元サッカー日本代表監督オシムがそんな経歴の持ち主だなんて、ちっとも知りませんでした。
本書の著者木村元彦のユーゴスラビアサッカー三部作の完結編である本書。オシムっつーのは優れた監督だったんですね。
三部作の前2冊、「誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡」や「悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記」に負けず劣らずの秀作です。
個人的な好みで言えば「悪者見参」がナンバーワンですが、世間一般的には本書「オシムの言葉」の評判が高いみたいです(amazonレビュー)
7点/10点満点
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