北方謙三「楊令伝(十二) 九天の章」感想。
水滸伝の続編。2012年11月24日読了。
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今年(2012年)の夏、大学のスクーリングで東洋史を取ったら、中国史だった。
周ができて、
秦ができて始皇帝が中華を統一して(マンガ「キングダム」の時代だ)、
漢になって(ここは更に前漢・新・後漢に別れる)、
三国志の時代になって、
西晋、
三国志の魏が五胡十六国
三国志の呉が東晋、
そこから南北朝時代
五胡十六国は→北魏→西魏と東魏→北周と北斉
東晋は→宋→斉→梁→陳
これがまた中華統一されて隋、唐、五大十国を経て、
水滸伝の時代である宋の時代に入る。
宋の時代は、
北宋と南宋、
遼と金、
西夏、
などに別れていて、
その後モンゴルがやってきて元になる。
(図じゃないので何が言いたいのか分かりづらいと思います済みません)
楊令伝はどこまで史実に基づいているのかなあ。
(水滸伝そのものが中国の作り話で史実じゃねえだろう、と言われそうだ)
5点/10点満点
◆◆以下、ネタバレ含む、自分メモ用のあらすじ(紀伊國屋bookWebからの引用+α)◆◆
金国内での政争を粘罕が制し、漢人を推戴した傀儡国家・斉が中原に建国された。
李富が操る南宋では、趙構が『抗金』の檄を飛ばし、皇太子に〓(しん)を冊立する。
一方、梁山泊は西域との交易を順調に続け、さらに富を増やし始めていた。
だが、李媛と李英の姉弟が護衛する梁山泊の商隊が、突如、金軍に襲われる。
急襲を知らせるため、王定六は梁山泊へ向けて疾風の如く駈け抜ける。
楊令伝、火急の第十二巻。
交易で富む梁山泊。果たして天下の行方は──。
中原には金国の傀儡国家である斉が建ち、江南には李富の操る南宋が建った。梁山泊は、西域との交易によって富み始めている。だが、李媛と李英の守る商隊が、金軍に急襲された。
燕青が李富の用心棒周柄と戦って勝つも燕青は失明し引退。
鮑旭は張俊軍とぶつかって部下(しんりょう)を救って戦死。
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