高野秀行「移民の宴」感想。
在日外国人の食事ルポ。2013年07月02日読了。
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高野秀行氏が、
日本に住んでいる外国人の家や集会に行って、
在日外国人がどんな食べ物を食べているのかを取材した本。
ヨーロッパのコックから「私は移民じゃないから、このタイトルの取材には協力できない」と断られたりしながら、どうにかこうにか取材を行い、一冊の本のしたもの。
目次から拾っていくと、
・成田のタイ寺院(仏教)
・イランのベリーダンサー
・震災下の在日外国人
・南三陸町のフィリピン人
・神楽坂のフランス人
・四谷の中華学校
・館林市のモスク
・鶴見の沖縄系ブラジル人
・西葛西のインド人
・下目黒のロシア正教
・杉並区に住む朝鮮系中国人のキムチ
・盲目のスーダン人(アブディン)
日本に住んでいる外国人は、みんな頑張って自国の食材を手に入れ、自分が慣れ親しんだ味を再現しようと頑張っているなあ。
と思うのと同時に、こういうことが出来るのは、円といいう通貨が強くて、貿易の自由があって、商売が成り立ちさえすれば世界中のどんなところからでも何でも(検疫でNGなのは無理だけど)輸入できる日本という国ならではなんだろうと思う。
で、本書は元もと雑誌連載をまとめたっぽく、取材先を探すのにかなり雑誌編集者の力を借りているみたいで、そういう意味では純粋な自腹ルポである「謎の独立国家ソマリランド― そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア」とは著者の力の入り方が異なるよなあ、と思うのだけど、読む方は取材費が雑誌社持ちか自腹かってのは特に気にしないし、雑誌社は高野秀行しか書けない軽妙な文章を求めているから高野秀行に発注しているんだろうし。
私はそういう軽妙な文章(文体)に惹かれて買っているのでありまして。
7点/10点満点
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