加納啓良「インドネシア繚乱」感想。
インドネシア政治分析。2013年10月06日読了。
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アップする順番を間違えてしまいました。古市氏の本よりこっちの方が先に読み終わったのです。
というわけで相変わらずイスラム系の国々の本を読みあさっています。
本書は、2001年に出版された本。
船戸与一が、インドネシアのアンボン島でキリスト教徒とイスラム教徒が殺し合っていることをテーマにした小説「降臨の群れ」を出したのが2004年。船戸の小説を読み、猛烈にインドネシアに興味が湧いたので、本書を買った。と記憶している。
買ってから9年も経ってようやく読むんだもんな。なにやってんだか。
インドネシアを含めた東南アジアがどのように形成されていったのか、その歴史的経緯を詳しく書いた本に白石隆「海の帝国―アジアをどう考えるか」というのがある。大学の教科書だった本。教科書になるくらいなのでけっこう難しい内容だが、東南アジアを知るには必読の本と言っても過言ではない。
本書「インドネシア繚乱」は、「海の帝国」を読んでから読むと、より理解が深まる。
本書はインドネシアの政治体制に関する話が主で、興味がなければ30ページで飽きてしまうかもしれない。けれども、インドネシアに興味がある私には面白く読めた。
細かく書くには、ディープなインドネシアの政治体制に触れなければならないのでちょっとだけ内容紹介。
インドネシアが独立する際(終戦直後)、国をひとつにまとめ上げるため、政教分離を実施することに決めた(憲法で信教の自由が定められている)。
インドネシアの最初の憲法は、スカルノ初代大統領などわずか数人で作り上げた。
インドネシアは独立の際、和蘭と独立戦争を行った。
インドネシアの政治で重要なことは、インドネシアの初代大統領スカルノが提唱した5大原則「パンチャシラ」。
「パンチャシラ」って何だ? と聞かれても、私にもまだよく分からない。
などなど。
本書の後半は、インドネシアの大統領選挙の経過観察と予測に費やされているため、前半に比べると時事性が高すぎ、結果が分かっている今読むと物足りないし、勿体ない。
まあでも良書。
7点/10点満点
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