マーシャル・I・ゴールドマン/鈴木博信訳「石油国家ロシア」感想。
ロシア。2017年10月04日読了。
1日当たりの原油生産が多い国(2016年) リンク先は外務省
1 アメリカ合衆国(米国) 1,235.4万
2 サウジアラビア 1,234.9万
3 ロシア 1,122.7万
4 イラン 460.0万
シェールオイル革命で、最近はアメリカが世界1位になっているが、その前まで(2010年頃)はロシアとサウジアラビアが1位を争っていた。
というくらい、ロシアは石油が採れる国である。
本書では、原油発見以降(1800年代)のロシア+旧ソ連地域における原油発掘に関する歴史と、現在(本書が出たのは2010年、原著は2008年)のロシアの石油政策について俯瞰した本である。
総じて興味深い内容なのだが、原著の間違いなのか誤訳なのかわからないが、図と本文の数字の食い違いが多々見られ、何をどこまで信じていいのか悩むことしばし。
7点/10点満点
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