白戸圭一「アフリカを見る アフリカから見る」感想。ルポエッセイ。 2020年08月26日読了。
朝日新聞GLOBE+で連載されていたエッセイを一冊にまとめた本。
故に、(テーマは一貫しているが)書籍としての一貫性が薄い。
後半70ページは、本を厚くするため篠田英朗との対談になってしまった。
意図は分かるが理解したくない。
それでもアフリカ好きの私としては、興味深い話が多かった。
・経済力(GDP)でエチオピアがケニアを抜いた。
1位はナイジェリア、2位は南アフリカ、3位はアンゴラ(石油がジャブジャブ取れる)、4位を昔ケニア、今エチオピア。
・1960-70年代、コートジボワールは全居住者の3割が外国人。
外国人と言っても西欧アジアじゃなく、近隣のブルキナファソ、ギニア、リベリア、トーゴ、ベナンとかからの移住者なのですが。
・ブルキナファソには、トマ・サンカラという革命的リーダーがいた。
ブルキナファソは、西アフリカの中では安定している方。まあ内陸国で大した資源がないから争いが起こらない、という貧乏矛盾なのだが(似たような国にマラウィがある)
7点/10点満点
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