安宅和人/池宮伸次/Yahoo「ビッグデータ探偵団」感想。新書。 2020年07月21日読了
著者には申し訳ないが、驚くような内容はほとんどない。
日々ネットに接し、ビッグデータに関するコラムや記事を読んだいれば、既にどこかで見聞きした内容ばかりである。
それを詳しく書き、本という形にしただけである。
なのだが、1点だけすごく驚いたビッグデータ活用法があった。
乗換案内で検索される駅名+日付で、
「今日どこの駅が込む」(当日にライブやイベントがある)
「◎月△日、どこの駅が込む」(年末年始など、分かり切っている重要な日付の行動が予測できる)
これがビッグデータ活用の延長なのは本書を読むとよくわかるが、私には新鮮だった。
たまたま私がいろいろ知っていたため、本書を読んでもあまり響かなかったが、知らない人が読んだらかなり響くのかもしれない。
6点/10点満点
| 固定リンク | 0
「◇いわゆる新書」カテゴリの記事
- 瀬戸晴海「ナルコスの戦後史」感想。2023年6月24日読了(2024.01.03)
- 平山瑞穂「エンタメ小説家の失敗学」感想。2023年2月24日読了(2023.03.26)
- 恒川惠市「新興国は世界を変えるか」感想。2023年2月14日読了。(2023.03.26)
- 鈴置高史「韓国民主政治の自壊」感想。2023年1月15日読了。(2023.01.31)
- 小林美希「年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活」感想。2022年12月8日読了。(2023.01.30)
コメント