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2022/01/03

廣瀬陽子「ハイブリッド戦争」感想。2021年6月15日読了。

 

著者はコーカサス研究者で、私はチェチェン(ロシア国内紛争地)関連で初めて著者の名前を知った。以下を読んでいる。(ココログの仕様改変で固定リンクがすぐに出てこない。のでリンク張らない)

 

・廣瀬陽子「未承認国家と覇権なき世界」感想。2015年05月27日読了

・廣瀬陽子「コーカサス 国際関係の十字路」感想。2013年11月29日読了

・廣瀬陽子「強権と不安の超大国・ロシア」感想。2013年11月26日読了

・廣瀬陽子「ロシア 苦悩する大国、多極化する世界」感想。2013年03月17日読了。

 

本書は、ロシア=プーチンとその取り巻きが試みているハイブリッド戦争に関して一冊にまとめられたものである。

 

ハイブリッド戦争とは、通常の武力戦争ではなく、プラスしてサイバー空間における情報戦、ブラフも含めた外交、民間人と軍人の区別がつかない民間軍事会社を活用した半軍事行動、などが混然一体となった現代戦のことを指す。

 

さて本書。

 

誤記、明らかな間違い、前述部との矛盾、まとまりのない構成、同じことの繰り返し。
それらが一冊の中にある。駄目な要素がいっぱい詰まった本であった。(前著との矛盾であれば、最新書籍である本書が正しいと思えるのだが、一冊の中で矛盾があるとどうにも読後感が悪い)

 

5点/10点満点

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