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2023/01/31

ジョフリー・ウェスト/山形浩生・森本正史訳「スケール (下)」感想。2023年1月25日読了。

 

哺乳類の血管は、心臓⇒大動脈⇒2つに分岐(細くなる)⇒2つが4つに分岐(更に細くなる)⇒4つがさらに分岐を繰り返し⇒最終的には毛細血管となる。毛細血管の太さは、ネズミも人もクジラも同じらしい(分岐する回数は異なる)。

 

都市の上水道は、集水地⇒都市の近郊まで運ぶ太いパイプ⇒いろんな地区に向け分岐⇒細かな地区に分岐⇒最終的には各家庭に細いパイプで運ばれる

 

上記二つはまったく異なることだが、その経路が細くなる点は一致している。(フラクタル幾何学的に見た相似)

 

というようなことが書かれているのだが、上巻の感想でも書いた通り、とにかく読みづらい。

 

読みづらい理由は山形浩生氏の「訳者解説」に書かれていた。訳者も相当大変だった模様。

 

 

本書に興味が湧いた方は、まず「訳者解説」を読んでから、読み進めるか否か決めた方がいいと思います。

 

本書に書かれていたことは、私の知識を豊かにしてくれた。それは間違いない。だがその喜びよりも、久々に感じた「読むのが修行」レベルのもったいぶった言い回しに辟易した(訳者解説を読む限り、翻訳の問題ではなく、原著が抱えている問題)

 

5点/10点満点

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鈴置高史「韓国民主政治の自壊」感想。2023年1月15日読了。

 

嫌韓の人たちに人気の高い鈴置さん。私が本書を買ったのもその趣旨。

なのだが、この本はどうなんだろう。あまり説得力を感じられない。
引用部分がどこからどこまでかが分かりづらい。

5点/10点満点

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ジョフリー・ウェスト/山形浩生・森本正史訳「スケール (上)」感想。2023年1月7日読了。

 

哺乳類(ネズミからヒト、ゾウ、クジラまで)は大きさが2倍になると、心拍数は25%減り、寿命は25%伸びる。”生命・組織・企業・都市・経済の成長と限界はすべて同じ統一原理で説明できる。コロナ後の未来を予言する画期的な文明論登場(福岡伸一)”と帯に書かれている。それは本書の冒頭に図示されており、「哺乳類体重」と「代謝率」の対数グラフ(両対数)が直線となっており、続く「企業の利益と従業員数(両対数)」も直線となっている。

つまり哺乳類と企業を数学的に調べると相関性がある。それどころか都市とも相関性がある。

 

なんと興味深いテーマなのだろう。なので上下巻即買い。

だったのだが、簡単なことを難しく言うのが私のスタイルです、的な文章と、

AはBの大学の研究室で学んだ優秀な学生であり、Bの指導の下に開花したAの論文は目を見張るものがある、的な研究者の個人情報が満載で、

とにかく読みづらい。

研究者のプロフィールに言及しているのは、本書が著者(1940年生)の回顧録(エッセイ)的な側面もあるからっぽいのだが、名前も知らない外国人研究者が、名前も知らないけど有名らしい誰か別の大物研究者の元で研究していた、なんて情報は要らん。

 

6点/10点満点

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2023/01/30

私の読書量推移。

赤と黒は私的に読書量が少ないアラートである。

1994年-2017年で3回しかアラートが出ていないのに、

ここ数年アラート出っ放し。我が読書人生最大の危機である。

 

天野才蔵 読書量月別推移 2022年12月末まで
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2022 2 1 0 0 0 1 0 0 1 3 2 3
2021 1 2 1 1 0 1 0 1 0 1 1 1
2020 3 1 1 0 0 1 1 1 0 1 0 4
2019 5 7 4 2 3 3 3 1 2 1 2 1
2018 4 8 3 2 7 4 3 3 0 1 6 6
2017 6 5 6 4 4 6 9 8 4 5 8 5
2016 4 4 5 8 4 2 3 7 6 4 7 6
2015 8 6 3 2 5 8 9 5 9 5 4 4
2014 6 8 5 10 5 5 6 7 4 8 6 3
2013 7 5 10 8 4 8 9 8 6 10 11 5
2012 13 7 9 8 7 7 5 6 12 8 6 10
2011 8 6 2 5 2 3 9 8 2 5 8 11
2010 3 1 4 2 3 0 10 13 5 8 5 5
2009 9 6 9 6 9 9 11 4 11 3 2 1
2008 12 7 10 10 9 11 10 13 9 8 10 10
2007 8 15 13 16 14 15 15 12 5 10 11 11
2006 9 8 8 6 7 7 12 8 8 14 7 11
2005 9 6 8 6 10 19 5 13 5 10 7 9
2004 4 3 3 13 8 12 5 11 6 6 7 7
2003 6 5 6 8 2 6 7 5 3 14 3 6
2002 6 8 6 6 5 7 6 6 6 11 6 6
2001 4 5 5 3 3 6 7 10 5 5 6 6
2000 5 4 5 5 6 4 6 4 5 6 4 3
1999 5 6 2 7 6 8 5 6 3 3 6 7
1998 11 6 5 6 4 5 8 4 6 4 8 5
1997 8 4 6 9 7 8 11 8 3 9 4 11
1996 10 9 6 11 4 8 7 3 9 4 5 5
1995 2 6 4 7 5 4 9 4 6 8 7 11
1994 8 8 11 5 5 6 8 4 6 4 4 7

 

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わたくしの読書累計一覧表 1994年~2022年末まで。

1994-1997の間は、非小説をあまり読んでいなかったのでジャンル分けしていない。

合計2072冊/29年(年平均71.4冊)

 

天野才蔵 2022年末マデの読書総括
西暦 SF系 冒険系 歴史系 純文学 小説計 ルポ 新書 旅モノ 実用書 非小説計 合計
2022 0 1 0 0 1 3 5 1 3 12 13
2021 0 0 0 0 0 10 0 0 0 10 10
2020 0 2 0 0 2 8 1 0 1 11 13
2019 0 1 0 0 1 9 8 4 12 33 34
2018 2 2 0 0 4 21 15 2 5 43 47
2017 5 12 2 0 19 36 8 4 3 51 70
2016 0 0 0 0 0 32 11 6 11 60 60
2015 0 1 1 0 2 42 14 2 8 66 68
2014 0 6 1 0 7 37 12 15 2 66 73
2013 1 1 2 0 4 17 44 17 9 87 91
2012 0 7 22 5 34 32 7 10 15 64 98
2011 4 2 0 0 6 34 6 12 11 63 69
2010 1 4 0 0 5 20 13 13 8 54 59
2009 4 8 4 3 19 16 13 24 8 61 80
2008 6 11 22 5 44 19 18 23 15 75 119
2007 12 8 6 6 32 21 30 41 21 113 145
2006 11 15 6 8 40 23 12 9 21 65 105
2005 11 14 9 4 38 11 2 41 15 69 107
2004 13 14 32 0 59 5 0 17 4 26 85
2003 20 26 3 6 55 4 1 3 8 16 71
2002 17 22 20 12 71 0 0 2 6 8 79
2001 15 19 16 6 56 1 0 0 8 9 65
2000 14 18 11 4 47 1 0 0 9 10 57
1999 20 11 11 3 45 5 0 4 10 19 64
1998 18 20 3 2 43 8 0 2 19 29 72
1997 16 34 21 2 73       15 15 88
1996 23 36 7 0 66       15 15 81
1995 9 50 0 3 62       11 11 73
1994 19 45 0 5 69       7 7 76

 

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2022年の読書総括。わずか13冊

2022年の読書総括を表にまとめました。

 

昨年の読書総数はなんとわずか13冊。前年よりは少しだけマシ。

 

天野才蔵 2022年の読書総括
  ジャンル 国内 海外 合計数
         
小説 SF・ファンタジー・ホラー 0 0
小説 冒険・ミステリ 0 1 1
小説 歴史・時代・武侠 0 0 0
小説 純文学・青春 0 0 0
  小説小計 0 1 1
         
その他 ノンフィクション・ルポ 3 0 3
その他 新書・ブルーバックス 4 1 5
その他 紀行文・旅・エッセイ 1 0 1
その他 ビジネス・経済他 0 3 3
  その他小計 8 4 12
         
  総合計 8 5 13

 

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ケイシー・ミシェル/秋山勝訳「クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇」感想。2022年12月23日読了。

 

千葉県の松戸の駅近ビルに「喜久屋書店」という本屋があり、ふらっと入ったら、めちゃくちゃ売り場の広い本屋だった。充実した本屋に入ると、本を探すのが楽しい。この時期、ニコラ・シャクソン「世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔」を読んでいたことから、関連した本を探していて見つけたのが本書。

 

読後の充足感として、ニコラ・シャクソン「世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔」より上だった。同じようなテーマなので、どちらを先に読んだかで印象は変わると思う。

 

本書のメイン登場人物は2人。
◆ウクライナのオリガルヒ(ソ連崩壊のどさくさに紛れて大儲けした成金)イーホル・コロモイスキーと、
◆赤道ギニアの独裁大統領テオドロ・オビアン・ンゲマ・ムバソゴの息子テオドリン(テオドリンは通称。テオドロ・ンゲマ・オビアン・マングリンク先は英語版)(BBCの参考記事)。

 

※ウクライナは、オリガルヒに政治を乗っ取られ、国中のありとあらゆる企業が寡占独占が当たり前(独禁法などないも同然)、賄賂が無ければ何も動かない国。ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナはEU加盟を直訴したが、EUは腐ったウクライナを知っているから「ウクライナ国内を何とかしてから出直してこい」というスタンス。ロシアに攻撃されて不憫な国だねえ、などと思ってはいけない。ウクライナを助ける意味ってあるのか?! というレベルで腐っている。そういう意味(ほっとけば自壊する)では、ロシアのプーチンは何で侵攻したのか私には分からん。廣瀬陽子センセや佐藤優氏やロシア通がこぞって読み間違ったのも理解できる。

 

※赤道ギニアは国である。旧ポルトガル領。アフリカ各国の独立機運に乗り独立。したのはいいけど何も産業が無い(カカオとコーヒーと林業)。建国時(1968年)の大統領マシアス・ンゲマが恐怖政治を敷き、反対するものは全員粛清。甥っ子のテオドロ・オビアン・ンゲマがクーデターを起こし(1979年)、マシアス・ンゲマ(叔父)を処刑。1979年以降、テオドロ・オビアン・ンゲマは43年間、赤道にギニアに君臨する独裁大統領。重要なのは、1990年代にギニア湾(赤道ギニアもその一部)で石油がザクザク見つかり、テオドロ・オビアン・ンゲマ一族は独裁大統領として、国庫の全てを自分と取り巻きのモノにした。国民には一円も使わん。

 

◆という2人を主軸に、奴らはどうやってマネーロンダリングしているのか、その一端を解き明かしたのが本書。

 

端的に言うと、ウクライナや赤道ギニアの国内にドルがあっても、いざというとき使えなければ意味がない。
なので、目に見える形でアメリカから実物を買う。

 

コロモイスキーはアメリカ・クリーブランド(オハイオ州)の寂れたビルをいくつも高額で買い、
テオドリンはマイケル・ジャクソンの遺品を買い漁った。

 

ウクライナや赤道ギニアでドルを持っていても、国際政治や国際金融が制裁を課せば、ドルそのものの移動が禁止されると同じなので、他国に持っていけなくなる(ただし自国では使える)。

 

しかし、アメリカ国内にあるビルを買ったり、マイケル・ジャクソンの遺品に変えたら、それらはいつでも売れる。

 

アメリカの不動産を売買するということに関しては、ドナルド・トランプ=トランプタワーがその一翼を担っていた。トランプは、誰にでもトランプタワー(の一室)を売っていた。

 

さらに、その手助けをしていたのはアメリカの弁護士税理士不動産業界だった。

 

という内容が超濃密に書かれています。

 

9点/10点満点

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小林美希「年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活」感想。2022年12月8日読了。

 

日本人の年収は安くなってしまいました、の実例を紹介(12ケース)し、最後の50ページで著者の考えをまとめた本。
著者の言いたいことは分かる。
だが本として駄目だ。

P28
さっきの板チョコですけど、フェアトレードで有名な「ピープルツリー」のチョコなんです。だから、板チョコが1枚350円もするんです。税込みだと388円かと思うと、買いえないなぁ。

P33
だからチョコレートだって、本当はフェアトレードの「ピープルツリー」を買いたいけど、税込みで388円もするから、明治やロッテの板チョコを底値で買うんです。

まったく同じ話(インタビュー)がわずか5ページ後に出てくる。この節に限らず、こういう冗長(水増し)な記述がやたら多い。

 

書籍編集は仕事をしているのか?

 

5点/10点満点

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2023/01/23

ニコラ・シャクソン/平田光美・平田完一郎訳「世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔」感想。2022年12月5日読了。

 

2012年に本書の著者ニコラ・シャクソンの「タックスヘイブンの闇」8点を読んだ。この本を読んだのは橘玲氏が推薦していたから(橘玲氏の著書を読み始めたのも2012年から)。

 

「タックスヘイブンの闇」では、バナナの国際取引についての事例が印象に残っている。(以下は例)
アメリカにバナナ会社の本社がある。
ホンジュラスに生産(収穫)子会社がある。
ルクセンブルクに金融子会社がある。
マン島(イギリス領)に輸送子会社がある。
ルクセンブルクからホンジュラスに50万ドル貸し付ける。
ホンジュラスはバナナを収穫し、20万ドルの価値とする。
ホンジュラスは50万ドルの借金から10万ドルをマン島に払って輸送してもらう。
ホンジュラスはルクセンブルクに金利7万ドルを払う。
ホンジュラスは残り3万ドルを現地従業員の給与とする。
ホンジュラスに利益は残らない。
アメリカは、マン島とルクセンブルクから株主配当(親会社なので100%株主)を受け取る。
というようなプロセスを、世界中どこの国の税法にも引っかからないようにしなが=払う税金を最小限にする=会社経営をしているのがグローバル企業である。アップルもグーグルもマイクロソフトもamazonもユニクロもソフトバンクもみなやっている手口である。
詳しくは「タックスヘイブンの闇」をご一読ください。

 

◆本書「世界を貧困に導くウォール街を超える悪魔」
本書が指摘している「ウォール街」を超える悪魔は、ロンドンの金融中心地「シティ」と、世界中に増殖しているプライベートエクイティファンドのことである。

 

500ページ近い本なのに、いまどき2200円+税という安価である(2200円が安く感じる出版不況の昨今である)
通常こういう翻訳書の場合「原注」が巻末に数十ページ載っていることが多いのだが、ばっさりカットしてWeb公開に踏み切っている。ページ数を切り詰める苦肉の策なのだろう。

 

以下、私が付箋を貼ったところから抜粋。

 

P87
本書の初めの方に出てくる興味深い点として、アメリカの各州・各市町村が、大企業を誘致するための減税合戦に陥っている点。Amazonの第2本社の誘致に際して「どれだけ魅力的な減税パッケージ」を提案するか入札したところ、238の市町村が候補地として名乗りを上げた。

 

P125
世界中の租税回避情報が詰まった「パナマ文書」の出どころ、パナマの法律事務所モサック・フォンセカは、太平洋の小さな島国ニウエ(人口わずか1,500人・一応独立国)でオフショア企業を登記する独占権を得て、ニウエの国庫収入の8割を生み出していた。

 

P168
パキスタン人銀行家アベディが1972年に作った「国際商業信用銀行(BCCI)」は、巨大なポンジスキーム(ねずみ講もしくは自転車操業)だった。

 

と世界のウラ的な話が一通り書かれた後、第5章から「シティの闇」や「アイルランドの見せかけの反映」、「世界4大会計事務所(デロイトトーマツ、アーンストヤング、KPMG、PwC)は脱税指南会社で、会計監査はしていない」、「信託の真実⇒プライベートエクイティファンドの闇」に迫っていく。実に様々な観点から、現代金融(業界)の不都合な部分を書き表している。ボリュームがあり過ぎて、私の読書ペース(ここ数連劣化が激しいが)で読了まで3週間かかってしまった。この手の本で読了まで3週間かかると、冒頭の話題は何だっけ?となってしまい、ときどき前の十数ページを読み返す必要も出てくる(私が老いただけかもしれないが)

 

P439

プライベートエクイティファンドを用いた減税効果が行き過ぎた世界では、企業の役員に払う報酬が高く、役員が所得税をたくさん払う必要がある場合、起業は役員個人に報酬を払うのではなく、役員が設立したプライベートエクイティファンドに払い込んだ方が税金が安くなる。というブラック(とは言えないあり得る)ジョークが載っていた。

 

著者の言わんとするところは、「全世界で公平な税制を」「金持ち企業だけが脱税指南会社(4大会計事務所)を雇えるのは不公平」的なことで、行き着く先は金。金のあるやつが偉い、それが今の世界であり、それを打破するには政治しかない。ということっぽい。

 

8点/10点満点

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2023/01/22

リード・ホフマン他/大浦千鶴子訳「マスター・オブ・スケール 事業拡大の最強ルール」感想。2022年11月11日読了。

 私的10点満点。

「私がいままで読んだビジネス書の中で、もっとも良い本」

です。

 


特に、スタートアップ企業が為すべきことについての指南書である。

著者はリード・ホフマン(LinkedIn創業者)と執筆サポート2名。

 

LinkedInを知らない人には届かないかも。

この本について知りたければ、「読め」と言うしかない。

 

10点/10点満点

10点の真意は9.5点⇒コロナ以降、ビジネスのやり方が急速に変わっている。その変化「後」も通用するならば10点満点。通用しなくても、現時点の分析として9点、いずれにせよ素晴らしい本だ。

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2023/01/21

橘玲「バカと無知」感想。2022年11月5日読了。

 

本書は週刊新潮に連載されたコラム(記事?)を一冊にまとめたもの。
本書の評点を辛くつけているのは、読んだことのある話が多かったから(週刊新潮から(たぶん)Yahooに転載された記事を私は読んでいたように思う)。

 

本書の内容はデイリー新潮のこの記事に詳しい。

 

橘玲氏が書く内容は、話の要点そのものが「身も蓋もないけど、おっしゃる通り」なので、言い回しは違うけど既視感がある話ってのが多い。なので、金を出して本を買うんだから何か違う話をもってきてくれよと思うのだが、今回に関しては既視感のある話の方が多かった。ので辛め評点。

 

そういう評価基準で良いのか? と自問自答中。

 

5点(既読が多かった)/10点満点

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小泉悠「現代ロシアの軍事戦略」感想。2022年10月29日読了。

 

ロシアがウクライナに軍事侵攻(2022年2月18日)する前に出た本。
廣瀬陽子センセが「ハイブリッド戦争」を出版した後に書いた記事(現代WebかWedgeかJBpressかそのあたり)に本書を参照していて、ゆえに買った。買ってから積読。積読してから1年以上経ち、ようやく読んだ。

 

著者自身がロシアの兵器オタクであるとあとがきに書いている。本書には、ロシアの兵器や装備の機種名、軍の部隊名や地名を事細かに書かれているのだが、細かすぎて響いてこない。たぶん、この本で得られた反省をもとに、ロシアの軍事侵攻に関する論点を分かりやすくしたので、テレビに出てくるようになったのかな。

対照的に、廣瀬陽子センセや佐藤優氏(と私)は「いくら何でもプーチンがあそこまで馬鹿だと思っていなかった」ので、的外れな分析になっちゃったのかもなあ。

6点/10点満点

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陳天璽(ちん てんじ)「無国籍と複数国籍」感想。2022年10月21日読了。

 

著者は1971年に横浜中華街で生まれた台湾(中華民国)人。

 

著者の父は1950年代に留学生として来日。
著者の母は4人の子供をつれ、1964年に日本に移住。
著者の両親は日本を終の棲家と決め、暮らしが安定し、著者が日本で生まれた。

 

1972年に日本と中国(中華人民共和国)の間に国交が結ばれ、日本は台湾(中華民国)と断交。著者は無国籍となる。

 

著者の両親は台湾に戸籍があるので、(日本から)台湾に入国する際、何の問題もなかった。
しかし著者は、台湾に戸籍が無い(日本で生まれたから)ため、台湾に入国するにはビザが必要だった。

 

ここから著者は、本書のタイトルである「無国籍と複数国籍」について考察、調査、研究を重ねた。

 

プロローグ(概ね上記)を読み即買い。

 

だが読み進んですぐに、個別のケース紹介が延々と続く展開となり、「そうじゃないだろ、もっと大きな話にしないと」と思うことしばしば。消化不良。題材は良いだけに、なぜこういう構成になってしまったのか残念である。

 

6点/10点満点

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高野秀行「語学の天才まで1億光年」感想。2022年10月19日読了。

 

高野秀行氏が多言語使いであることは、氏の著書(本書以外)を読んでいて随所に感じられた。少なくとも、
 フランス語、
 英語、
 タイ語(「極楽タイ暮らし」という本を上梓している)、
 アフリカコンゴのリンガラ語(「幻獣ムベンベを追え」という本を上梓している)、
 ビルマ語(「ビルマ・アヘン王国潜入記」という本を上梓している)
は日常会話に困らない程度の使い手なのだろうと思っていた。

 

本書は、高野秀行氏自身が、自分が学んだ言語(中国語は上級、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語も学んでいた)の学習方法を記すとともに(語学習得方法のノウハウ本的な側面)、なぜその言語を学ぶに至ったかを書いたエッセイである。

 

エッセイとしてはとても面白い。私が高野ファンだから余計に面白い。

 

しかし語学学習のノウハウとしてはあまり使えない。高野秀行氏が語学の達人すぎる。まあでも普通はこの本を「語学学習方法」のノウハウ本としては読まないよな。

 

8点(エッセイとして)/10点満点

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2022年9月30日で失業した。

プロジェクト契約社員でプロジェクトが途切れたため、2022年9月末で失業した。現時点で56歳。やりたい仕事はあるけど56歳は相手にしてくれない(エンタメ系)。とりあえずLinkedInの日本語と英語のレジュメを埋め尽くそう。

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ドン・ウィンズロウ/田口俊樹訳「業火の市」感想。2022年9月7日読了。

「ドン・ウィンズロウ」というカテゴリを作った(PCの場合は右サイドバーに表示されるが、スマホだと表示されないかも)。

メキシコの麻薬カルテルと、アメリカの麻薬取締局(DEA)の壮絶な戦いを書き切った「犬の力」シリーズ。
 「犬の力」(上巻8点、下巻7点)
 「ザ・カルテル」(上巻8点、下巻9点)
 「ザ・ボーダー」(上巻8点、下巻5点)
このシリーズは傑作小説だった。「ザ・カルテル」は読むのを止められないほど圧巻の展開だった。最終巻(ザ・ボーダーの下巻)は好みの問題かもしれんが、主役そっちのけで脇役(それもかなりどうでもよい脇役)の話が長く、飽きた。かつ、ホントのラストに若干白けた。まあでもシリーズとしての読みごたえは十分。

その著者ドン・ウィンズロウが新たに始める別のマフィア抗争。
1986年のアイルランド系マフィアVSイタリア系マフィア。
なのだが、第1部が退屈で長すぎて、うーん。

これも3部構成になるらしい(つまり2部の上下巻と3部の上下巻がこれから出る)けど、出だしが悪いぞ。

アメリカの小説(出版社?)の悪い癖で、無駄に話を長くする傾向がある。無駄なところはバッサリ切れ、と言いたい。

7点/10点満点

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2022年7月読書ゼロ、8月読書ゼロ

2021年の1月頃から仕事が在宅ワークになり、自宅でぼけーっとすることが多くなった。 (会社支給)パソコンの電源をオンにしているだけで出勤扱いになるのだが、なんかずっとパソコンの前に張り付いていてぼけーっとしているのに、自分にとって何ら生産的な活動ができなかった。これが老いか。

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2023/01/20

野地秩嘉(のじつねよし)「ビートルズを呼んだ男」感想。人物伝。2022年6月19日読了。

 

1966年(私の生年)に、ビートルズは来日した。
ビートルズの来日公演を手掛けたプロモーターは永島達司(タツ)氏といい、本書の主人公である。
永島氏はキョードー東京、ウド―音楽事務所の創立者、音楽出版社大洋音楽の代表とのこと。

 

本書の著者野地氏は、本書の執筆にあたりポール・マッカートニーにインタビューしている(プロローグ)。インタビュー前年に妻を亡くしたばかりのポール・マッカートニーが、「タツ(永島氏)のためならいくらでも質問に答えよう」というくらい、永島氏はビートルズに信用されていた。これがプロローグである。

 

著者の筆致も心地よく、とても軽快である。音楽出版=著作権の世界は難しい(参考ビートルズの楽曲著作権がどのように売り買いされていったのかその詳細を書いた「ノーザン・ソングス」)のだが、本書はその難しさを表にあまり出さず、一般読者にわかるように丁寧に書いている。

丁寧かつ軽快。ノンフィクションの良いところがすべて詰まった、素晴らしいノンフィクションであった。

 

9点/10点満点

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2022年3月読書ゼロ、4月読書ゼロ、5月読書ゼロ

2022年2月1日、現場作業中に右股関節に激痛が走り、歩けなくなった(このときの私は電気通信工事の現場責任者)。この時は2022年3月末納期の現場で、建築会社の労災事故や降雪の影響で遅れまくり、私が歩けなくなったことなど鑑みられることのない状況になってしまった。

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宮崎成人「教養としての金融危機」感想。2022年2月27日読了。

 

講談社の現代Webを毎日読んでいる。(JBpress、東洋経済オンライン、ダイヤモンドオンライン、WEDGE、ビジネスインサイダー、プレジデントオンライン、ForesightもRSSリーダーに登録して毎日読んでいる)

 

最近の現代Webの特徴として、イチオシ新書のダイジェストを毎日毎日配信する。感覚的に、発売3日くらい前から配信を開始し、発売直後2週間は毎日配信、その後3日に1回くらいにペースが落ちるも、2か月くらいずっと配信される。

2023年1月は「ほんとうの定年後」「年収443万円」「未来の年表」が劇推し中である。

本書は2022年初頭に激推しされていて、それで買った本である。

タイトルから類推される以上の内容は無く、だが
タイトルから類推される内容はそこそこ網羅されており、でも
扱う幅を広げすぎたため内容がとっ散らかってしまっている(特にストーリー仕立てにしているところ)ので、私的には残念な一冊。

金融危機について全く予備知識が無い人が読んだら、それなりに教養を得ることができると思うが、「広く浅く」金融危機について書かれているため、私にとっては「浅い」部分が目立ってしまった。

なんというか、需要と供給の関係で生まれた本、という感じ。

6点/10点満点

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ウォルター・ブロック/橘玲訳「不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ」感想。2022年1月17日読了。

 

本書の原著は1976年(タイプミスではない)に出版された。
邦訳は2006年に橘玲氏が翻訳し講談社から出版(2011年に講談社+α文庫)。
私の手元にあるのは2020年に出版されたハヤカワ版で、訳者まえがきを新規追記、巻頭解説を全面改稿した版である。

 

政治に関する考え方として、
 保守(コンサバ・右翼)
 革新(リベラル・左翼)
という大雑把な区分けが標準的だが、実のところ定義はまちまちで、国によって異なる。
世界各国から見ると、日本の自由民主党は保守ではなく革新(リベラル)政党である。

 

アメリカでは、
 保守(コンサバ・右翼)=共和党=2020年の候補はトランプ
 革新(リベラル・左翼)=民主党=2020年の候補はバイデン
のどちらかが大統領になるので、この二つしか考え方(政党)が無いように見えるが、リバタリアン党という政党が1%強の票を獲得している。

 

リバタリアン党は「リバタリアニズム(完全自由主義・自由原理主義)」という信条を持つ党で、リバタリアニズムは究極のリベラル。本書の著者はリバタリアニズムの信奉者である。

 

P23(橘玲氏の巻頭解説)
リバタリアニズム
 ひとは自由に生きるのがすばらしい。
リベラリズム
 ひとは自由に生きるのがすばらしい。しかし平等も大事だ

 

本書は、著者がこのような心情を持っていることを前提に読むのが正しい。のだが、それほど堅苦しく考えなくても「ああ、うんうん、頷ける」という話(というか既存概念への論破)が多数出てくる。

 

一つ一つは短く書かれているので、非常に読みやすく、かつ面白い。良書

 

8点/10点満点

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2023/01/09

橘玲「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」感想。2022年1月3日読了。


 


 ◆本書の内容(amazonから引用)


・「女性嫌悪」に走るモテない男たち
・ナンパ師が手にし損ねた「ほんとうの愛」
・道徳的な「モテ戦略」とは
・「寝てるだけでお金を貯めた」天才の極意
・ブラックジャック必勝法は存在する
・ノーベル経済学賞の先を行け
・ギャンブルは「向精神薬」
・大学生の50%が「ネット中毒」
・「ちがう自分」という強迫観念
・「自己実現した主体」が幸福をもたらす
・トランスヒューマニズムと「優生学2.0」
・「寝そべり族」はなぜ生まれたか
・自己啓発としての「ミニマリズム」
・「ストア哲学」は究極のメンタル術 ……ほか
◆引用終わり


 


橘玲氏の本なので、いつものように身も蓋もない有益な話がてんこ盛りである。
個々の節(上記引用参照)は2~3ページになるように書かれており、Web系の読み物に慣れた人が「読みやすい」と感じる量になっている。
意図的にそういう構成にしたのかは分からないが、全体的にまとまりがない印象を受けた。

強烈な印象を残したのは、P255
「ノーベル平和法を受賞したムハマド・ユヌスのマイクロクレジット(グラミン銀行)も、「所得、消費、健康、教育にほとんど(またはまったく)効果を及ぼしていない」として、「証拠の信頼性が低いもっとも痛烈な例のひとつ」だと批判されている」

という箇所で、「貧困を食い物にする系」の告発ルポを多数読んでいる私には既知のことだが、橘玲氏の著書にこのこと(グラミン銀行は過大評価されている)が記載された意義は大きい。


7点/10点満点

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灯油価格の推移(千葉県柏市・1997-2022年12月) 追記:エアコン暖房だと?

千葉県柏市豊四季→柏市柏に移り住んだ柏在住30年の一人暮らし男の暖房費推移(1997-2020NOW)
備忘録として過去の灯油18リットルの価格推移を記す。(千葉県柏市在住)

※さらに近況を延々毎年更新(2023年1月現在更新中)

 

◆2DK鉄骨モルタルアパート暮らし(6畳+4畳半+DK4畳半) だった頃
石油ファンヒーターは4リットルタンクの小型のもの。

◆1997-98シーズン
1997年11月24日(祝) ・ 800円
1997年12月27日(土) ・ 800円
1998年02月08日(日) ・ 800円
1998年03月07日(土) ・ 800円

シーズン計4回購入3,200円

◆1998-99シーズン
1998年11月22日(日) ・ 760円
1998年12月12日(土) ・ 670円
1998年12月30日(水) ・ 660円
1999年01月15日(祝) ・ 660円
1999年02月07日(日) ・ 660円
1999年02月28日(日) ・ 670円

シーズン計6回購入4,080円

◆1999-2000シーズン
1999年12月04日(土) ・ 735円
1999年12月25日(土) ・ 570円
2000年01月09日(日) ・ 680円
2000年01月29日(土) ・ 740円
2000年02月05日(土) ・ 610円
2000年03月11日(土) ・ 740円

シーズン計6回購入4,075円

◆2000-01シーズン
2000年11月07日(祝) ・ 950円
2000年11月25日(土) ・ 890円
2000年12月16日(土) ・ 870円
2001年01月10日(祝) ・ 950円
2001年01月20日(土) ・ 700円
2001年02月03日(土) ・ 840円
2001年02月17日(土) ・ 830円
2001年03月04日(祝) ・ 950円

シーズン計8回購入6,980円

◆2001-02シーズン
2001年11月24日(土) ・ 790円
2001年12月22日(土) ・ 700円
2002年01月12日(土) ・ 680円

シーズン計3回購入2,170円

◆2002-03シーズン
※石油ファンヒーターを9リットルの中型に買い換える。
2002年11月10日(日) ・ 880円
2002年12月07日(土) ・ 780円
2002年12月21日(土) ・ 750円
2002年12月28日(土) ・ 790円
2003年01月11日(土) ・ 790円
2003年01月25日(土) ・ 790円
2003年02月08日(土) ・ 790円
2003年02月22日(土) ・ 800円
2003年03月15日(土) ・ 790円

シーズン計9回購入7,160円

◆2003-04シーズン
2003年11月15日(土) ・ 900円
2003年11月29日(土) ・ 820円
2003年12月20日(土) ・ 790円
2003年12月30日(火) ・ 850円
2004年01月10日(土) ・ 780円
2004年01月24日(土) ・ 750円
2004年02月07日(土) ・ 750円
2004年02月21日(土) ・ 700円
2004年03月20日(土) ・ 750円

シーズン計9回購入7,090円

◆2004-05シーズン
2004年11月20日(土) ・ 1080円
2004年12月11日(土) ・ 1080円
2004年12月30日(木) ・ 1080円
2005年01月15日(土) ・ 1000円
2005年01月29日(土) ・ 1050円
2005年02月12日(土) ・ 1050円

※3月・3LDKマンションに引っ越し(10畳リビング+6畳和室+6畳+4畳半)
※石油ファンヒーターは相変わらず9リットルタイプを使用中。

2005年03月06日(日) ・ 850円

シーズン計7回購入7,190円

◆2005-06シーズン
2005年12月18日(日) ・ 1170円
2005年12月25日(日) ・ 1260円
2006年01月08日(日) ・ 1350円
2006年01月29日(日) ・ 1390円
2006年02月11日(土) ・ 1390円
2006年03月04日(土) ・ 1386円

シーズン計6回購入7,946円

◆2006-07シーズン
2006年11月23日(祝) ・ 1350円
2006年12月10日(日) ・ 1350円
2006年12月30日(土) ・ 1350円
2007年01月06日(土) ・ 1350円
2007年01月27日(土) ・ 1350円

シーズン計5回購入6,750円

◆2007-08シーズン
2007年11月17日(土) ・ 1530円
2007年12月08日(土) ・ 1710円
2007年12月22日(土) ・ 1710円
2008年01月12日(土) ・ 1710円
2008年01月19日(土) ・ 1710円
2008年02月02日(土) ・ 1710円
2008年02月17日(日) ・ 1710円

シーズン計7回購入11,790円

◆2008-09シーズン
※12月後半までエアコン暖房を試みるが、エアコンのパワー不足で断念。
2008年12月23日(祝) ・ 1170円
2009年01月11日(日) ・ 1170円
2009年01月24日(土) ・ 1170円
2009年02月22日(日) ・ 1170円

シーズン計4回購入4,680円

◆2009-10シーズン
※会社を辞めて世界一周旅行に出たので灯油を買わず。
2009年11月04日より世界一周旅行開始。
2010年1月に一時帰国(欧州極寒)、2週間後再出発。
2010年3月に再び一時帰国(肝炎)。治療に2ヶ月。
前年シーズンは3月に入るとそこそこ暖かかったが、2009-10年シーズンは4月まで寒い日々が続いた。結局灯油を買いそびれエアコンで過ごした。

◆2010-11シーズン
噂では18リットル1500円台と聞いたので、今シーズンはエアコンだけで乗り切れるか試してみる。だいたい、ひと冬6回購入するので、1500円×6=9000円以内のアップ幅であれば、エアコンで暖房でも問題なしである。(ちなみに私はいい歳こいて世界一周したツケで現在無職・ひとり暮らし・一日中自宅にいることが多い)

          2008-2009年   2010-2011年
10月の電気代 4036円(155kwh) 4365円(180kwh) ほぼ例年並み
11月の電気代 4585円(179kwh) 4596円(193Kwh) ほぼ例年並み
12月の電気代 4310円(167kwh) 5336円(229kwh) アップ幅1026円
01月の電気代 5322円(199kwh) 7305円(323kwh) アップ幅1983円
02月の電気代 5201円(194kwh) 8411円(374kwh) アップ幅3210円
03月の電気代 4497円(165kwh) 7387円(327kwh) アップ幅2890円(ここで大震災)
04月の電気代 4272円(159kwh) 6725円(294kwh) アップ幅2453

アップ幅合計11,562円 →灯油ストーブの方が安かったじゃねーか。

◆2011-12シーズン
※この年の9-10月はフィリピン・セブ島に短期英語留学していた
※この年も途中までエアコンで過ごしていたが、寒くて無理。2月になってストーブを出す。
※近所に出来たセルフスタンドに、セルフ灯油販売あり。細かな買い方ができるようになった。
2012年02月02日(木) ・ 1600円(但し19.52リットル/1リットル82円)
2012年02月13日(月) ・ 1470円
2012年03月01日(木) ・ 1500円(但し15.96リットル/1リットル94円)
2012年03月20日(火) ・ 600円(但し6.39リットル/1リットル94円)

シーズン計4回購入5,170円

◆2012-13シーズン
※このシーズンは無職の引き籠もり。
2012年11月19日(月) ・ 1548円
2012年12月14日(金) ・ 1548円
2013年01月03日(木) ・ 1692円
2013年01月17日(木) ・ 1692円
2013年02月03日(日) ・ 1692円
2013年02月14日(木) ・ 1692円

シーズン計6回購入9,864円

◆2013-14シーズン
※働き始めたので、平日昼間の暖房費がかからなかった。
2013年11月23日(祝) ・ 1674円
2013年12月29日(日) ・ 1728円
2014年01月18日(土) ・ 1728円
2014年02月11日(祝) ・ 1728円
2014年03月16日(日) ・ 1000円(但し、10.42リットル、1リットル96円) 

シーズン計5回購入7,858円

◆2014-15シーズン
2014年12月07日(日) ・ 1566円
2015年01月25日(日) ・ 1206円(安くなったなあ)(&例年より明らかに暖かいぞ)

シーズン計2回購入2,772円

◆2015-16シーズン
2015年12月02日(水) ・ 1062円
2016年01月23日(土) ・ 756円
2016年03月11日(金) ・ 792円

シーズン計3回購入2,610円

◆2016-17シーズン
2016年11月10日(木) ・ 990円
2016年12月07日(水) ・ 1170円
2016年12月28日(水) ・ 1314円
2017年01月21日(土) ・ 1350円
2017年02月12日(日) ・ 1350円
2017年03月15日(水) ・ 1000円

シーズン計6回購入7,174円

◆2017-18シーズン
2017年11月29日(水) ・ 1350円
2017年12月24日(日) ・ 1404円
2018年01月21日(日) ・ 1458円
2018年02月23日(金) ・ 1530円

シーズン計4回購入5,742円

◆2018-19シーズン
2018年10月14日(日) ・ 1638円
2018年12月24日(月) ・ 1602円
2019年02月16日(土) ・ 1000円(但し、12.5リットル、1リットル80円) 

シーズン計3回購入4,240円

◆2019-2020年シーズン
2019年11月17日(土) ・ 1602円
2020年01月05日(日) ・ 1638円

シーズン計2回購入3,240円

◆2020-2021年シーズン
※コロナで在宅ワークになった。

2020年11月07日(土) ・ 1170円
2021年01月01日(金) ・ 1350円
2021年01月31日(日) ・ 1440円

シーズン計3回購入3,960円

◆2021-2022年シーズン
※継続して在宅ワーク。

2021年11月23日(土) ・ 1890円
2021年12月26日(日) ・ 1746円
2022年01月22日(土) ・ 1872円
2022年02月19日(土) ・ 1872円

シーズン計4回購入7,380円

◆2022-2023年シーズン
※今冬は10月から失業中。

2022年10月08日(土) ・ 1800円
2022年12月17日(土) ・ 1782円

 

 

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