篠田英朗「戦争の地政学」感想。2023年4月22日読了
◆Amazonより引用
そもそも「地政学」とは何か?
地理的条件は世界をどう動かしてきたのか?
「そもそも」「なぜ」から根本的に問いなおし、激動世界のしくみを深く読み解く「地政学入門」の決定版!
現代人の必須教養「地政学」の二つの世界観を理解することで、17世紀ヨーロッパの国際情勢から第二次大戦前後の日本、冷戦、ロシア・ウクライナ戦争まで、約500年間に起きた戦争の「構造を視る力」をゼロから身につける!
「一般に地政学と呼ばれているものには、二つの全く異なる伝統がある。『英米系地政学』と『大陸系地政学』と呼ばれている伝統だ。両者の相違は、一般には、二つの学派の違いのようなものだと説明される。しかし、両者は、地政学の中の学派的な相違というよりも、実はもっと大きな根源的な世界観の対立を示すものだ。しかもそれは政策面の違いにも行きつく。たとえば海を重視する英米系地政学は、分散的に存在する独立主体のネットワーク型の結びつきを重視する戦略に行きつく。陸を重視する大陸系地政学は、圏域思想をその特徴とし、影響が及ぶ範囲の確保と拡張にこだわる」――「はじめに」より
◆引用終わり
地政学には大きく二つの考え方がある。
・英米系地政学⇒マッキンダー⇒二元論⇒世界はハートランドとシーパワー、周辺のリムランド
・大陸系地政学(ドイツ)⇒ハウスホーファー⇒多元論⇒圏域
昨今、日本では地政学に関する本が多数あふれているが、この両者の考え方が精確に分けられていない、かつ英米系のランドパワー・シーパワーによる記述が多い。
本書は、同じ出来事(今回のテーマは戦争)を英米系と大陸系の両視点から解説することを試みたものである。
が、私の基礎知識および理解力が足りず。
評価不能(私の知識が乏しい)/10点満点
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