北澤豊雄「花嫁とゲバラを探して」感想。2023年4月4日読了
サブタイトルは「南米婚活紀行」
スペイン語ペラペラな著者が、若きチェ・ゲバラが7カ月の南米旅行したときの本と映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の足跡を辿りながら、南米で一番人気のマッチングアプリ「ティンダー(有料)」を使って各地で女性(花嫁候補)と出会う旅行記である。
チェ・ゲバラはキューバ革命の英雄だが、生まれはアルゼンチン。
ルートはアルゼンチン、チリ、ペルー、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ。4カ月で回ったらしい。(チェ・ゲバラらは7カ月かけてバイクで回った)
著者は観光地巡りをするのではなく、町に着いたらひたすらマッチング。
旅行記とマッチングアプリの成果記録、その比率が半々くらいで、どうにもこうにも中途半端。
旅行記として読むならとても薄い。
マッチングアプリの成果記録として読むならそこそこ面白いが、彩図社のアンダーグラウンド本(例:バンコク 裏の歩き方)と比べると貧弱。
うーん、なぜこのような中途半端な本になってしまったのか。
5点/10点満点
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