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2024/01/03

サイモン・シン/青木薫訳「数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち」感想。2023年7月11日読了

数学者たちの楽園「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

 

おお、サイモン・シンと青木薫の本だ!

私の読書人生でベスト5に入る サイモン・シン/青木薫訳「フェルマーの最終定理」を書いた、サイモン・シンと青木薫コンビの本だ!

 

なんだけど、本書はシンプソンズに出てくる数学ネタに題材していて、

でも私はシンプソンズを見たことがないのでイマイチピンとこない&数学ネタを考え出した脚本家に焦点を当てすぎていて、それもなんだかピンと来ない。数学ネタの解説は良いのだけれども、なんだかピンとこない話も多く。

 

7点/10点満点

 

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倉沢愛子「インドネシア大虐殺」感想。2023年7月2日読了。

倉沢愛子「インドネシア大虐殺」

 

本書は2020年に出版された。著者はインドネシア社会史を研究されている慶応大名誉教授。

スハルトによるクーデターで、スカルノが失脚し、その際に200万人ともいわれる無辜の市民が虐殺された。

普通の市民が、普通の市民を殺していた。

その過程を、虐殺したした方、虐殺された方、双方への聞き取りをもとに構成されたのが本書。

しかしながら、時系列が若干行ったり来たりしていて、前後関係を知らないと読みづらい。

7点/10点満点

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瀬戸晴海「ナルコスの戦後史」感想。2023年6月24日読了

瀬戸晴海「ナルコスの戦後史」

 

麻薬取締官だった著者が、ナルコス(麻薬組織)の歴史について記した本。

だったのだが、後半は「麻薬はいかん」「大麻が入り口になるので、大麻解禁などもってのほか」的な論旨に変わってしまい、なんだか残念。

 

6点/10点満点

 

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ジミー・ソニ/櫻井祐子訳「創始者たち」感想。2023年6月14日読了

ジミー・ソニ/櫻井祐子訳「創始者たち」

 

ペイパルの前身企業を創業した人たちと、

ほぼ同じ時期に同じようなことをやっていたイーロン・マスク(x.com)が、

結果的に合併して世界最強の決済会社ペイパルとなり、

その後の顛末(イーロン・マスク追放など)を含めて、多数の関係者に取材し記したノンフィクション。

ペイパルの操業にかかわった人たちは、みな数十億円以上の資産を持ち、

その後もベンチャー(スタートアップ)界隈で名をはせている人物ばかりで、

ペイパルマフィアと呼ばれている。

「とても良い」

 

8点/10点満点

 

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ダニエル・ヤーギン/黒輪篤嗣訳「新しい世界の資源地図」感想。2023年5月14日読了

ダニエル・ヤーギン/黒輪篤嗣訳「新しい世界の資源地図」

 

今までAmazonの画像リンクを使っていましたが、2023年11月で廃止されました。ので、テキストリンクだけです。

 

本書は2020年に原著が、2022年2月に日本語版が出ています。
著者のダニエル・ヤーギンは、資源(石油エネルギー中心)に関する著書が多数あり、世界有数の資源(エネルギー)専門家です。

 

本書の感想は「とても良い」

 

9点/10点満点

 

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