12月29日午後 グアヤキルに戻り、マドリッドに向かう
ガラパゴスのバルトラ島を出発したグアヤキル経由キト行きの飛行機には、ガラベン号で一緒だったオーストラリア人2人と、テキサスだかアイダホの女の子も同乗。3人はキトに向かう。オージーの女の子とは、お互いのパスポートを見せ合い、あなたここに行ったの、君もここに行ったんだね、なんてことを喋る。オーストラリアのブラジルビザは、日本のビザとはデザインがまったく違った。グアヤキルで3人と別れ。「See you again. Someday, Somewhere」なんて格好付けて言ってしまう。
14:00、グアヤキルの空港に到着。同じ便に多数の日本人(ツアー客と思われる)が乗っていた。10人くらいはいたぞ。
で、この日の24:40にマドリッド行きに乗るので、(当たり前だが)ホテルには泊まらず、空港のバゲッジストレージにスーツケースを預け(料金は一日4ドル)、さてどうしようと。
機内で簡単なサンドイッチが出たけど、量が少なく腹減った。ので、飯を食うためタクシーでグアヤキル市内へ行く(ちなみにだいたい7ドル)。行ったはいいけど、クリスマス休暇が始まっているためか、開いている店が少ない。マレコン2000にフードコートがあったのを思い出し、マレコン2000を歩く。
フードコートで何食うか迷っていると、人が良さそうな中華屋の親父が手招きするので、そのまま中華屋で頼むことにする。エビやイカや肉が入った焼きそばチャーハン(焼きそばとご飯が混ざった食い物)、商品名Airportを食う。3ドル。食いきれない量。
ビールは大瓶が1ドル。ヒマだから2本も飲んでしまった。それでも5ドルだよ。
飯のあと市内観光をしようと歩きまわるも、うーん、なんだか人通りが妙。まだ夕方16:00頃なんだけどビジネスマンらしき人物がまったく歩いていなくて(たぶんクリスマス休暇だから)、代わりに買い物客が多いし、ガラパゴスに行く前より怪しい感じの輩も多い。
しょうがないから18:00に空港に戻る。2時間くらい空港内のWiFiカフェでビール飲みつつネット。でもまだ20:00。一応LAN航空のカウンターに行ってみる。出発が24:40だから、いつものLAN航空なら22:40頃にならないとチェックイン開始しない。それを承知の上で
「チェックインはまだですかね。ビジネスクラスなんだから優先チェックインとかできませんか?」
「21:00くらいになったらチェックイン開始すると思います」。
うーん、しょうがない。WiFiカフェの隣の待合ロビーでネット。でもバッテリーが残り少なくなってきた。
21:00、LAN航空のチェックインカウンター。また来たのかという顔をされたが、
「さっき21:00頃チェックイン開始って言ってたけど、どう?」
「まだです。列に並んでお待ち下さい」
「ビジネスクラスなのにエコノミーの列に並ぶのか?」
「並んでお待ち下さい」
やることないからチェックインカウンターの近くで読書。
22:00頃、ビジネスクラスのカウンターで客が並んでいる。お、これはそろそろOKか。
「もうチェックインできる?」
「はい。ビジネスクラスのお客様ですね。もうチェックインできます」
「じゃあ手続きして」
「はい。お客様はビジネスクラスですから、エグゼクティブラウンジをお使いになれます。ラウンジの招待状をお渡しします。ラウンジは飲み物無料、軽食無料、アルコール有料で、喫煙所もあります。ご登場までゆっくりとくつろいで下さい」
早速ラウンジに行き、まずはシャワーを浴びる。バスタオルとシャンプーを提供される。ケーキを食う。ビールも飲む。タバコを吸う。ああ、くつろげる。待っているだけなのでヒマと言えばヒマ。
出発1時間くらい前、いきなりアナウンスで名前を呼ばれる。何だ?と思いつつ係員に付いていくと、軍が機内預け荷物の抜き打ちチェックを行っており、チェック対象になってしまった。せっかくパッキングしたスーツケースを開け、荷物を取り出し、これは何だ、アレは何だと質問される。まあ変な物は持っていないから5分くらいで解放されたけど。他の客の中には、ビニールでぐるぐる巻きにしたスーツケースを開けさせられていた人もいた。5ドルくらい払ってビニールで巻いただろうに、かわいそう。
さ、ビジネスクラスで快適な空の旅だ。マドリッドまでは11時間。
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