1月30日 陸路でアンマンに戻る(追記あり)
いろんな旅行者と出会い、レバノンに行った連中は皆「全然何ともないよ、たぶん安全だよ」と言うのだが、外務省の危険度3(退避勧告の一歩手前)はきつい。ダマスカスの観光案内所で情報を仕入れようにも、閉まっている。何時になったら開くのかわからない。もういいや、やっぱりレバノンは今回は諦める。
ので、ヨルダンのアンマン戻りを決める。
チェックアウトの際、釣り銭の2$をチップとして渡すと、親切なお姉さんがたいそう喜んでくれた。チップの払い甲斐がある。
ホテルからタクシーに乗る。「100SPで良い?」と聞くと、「冗談じゃない、ダメダメ、200SP」と言うので、「じゃあ150SP」で決着。
バスターミナル(ガラージュ・ソーマリーエ)まではタクシーで20分くらいかかり、メーターで100SPを超えていた。チップの意味も含めると、150SPはまあまあ妥当な価格かも。
バスターミナルに着いたはいいけど、やっぱり今回もどこに行けばいいのかわからない。うろうろしていると、例によって何人ものシリア人が、どうした困っているのか?と声をかけてくる。教えてくれるままバスターミナルの奥に行くと、国際セルビスタクシー発着場があった。スーツケースを見るなり、どこに行くんだ、とスーツケースを運んでくれるおじさん登場。この人もいい人なのかな、と思ったらバクシーシ(チップ)をねだるおじさんであった。
ヨルダンのアンマンに行きたい、と言うと、すぐに発車するセルビスタクシーが見つかった。私が乗り込んだら即発車(すでに3人客が決まっていたので、私が乗ってすぐ発車となったのだ)。
新しめのヒュンダイを使ったセルビスタクシーは、オーバー120kmキンコンカンコンならしながら突っ走る。シリア行きのセルビスタクシーは運ちゃんが強面だったけど、今回の運ちゃんは明るくよく喋る奴。同乗客はヨルダン人3人。
※追記:片言英語が喋れるヨルダン人にセルビスタクシーの値段を聞いたところ800SP=1600円。で、実際に払ったのも800SP。アンマン→ダマスカスはベデウィホテルのオヤジ経由で20JD=2600円だったので、ダマスカスの価格が適正価格なんだと思う。※追記終わり
11:10、セルビスタクシー発車
12:25、国境到着、出国税を払い3分で出国手続き完了。運ちゃんはシリア側免税店に行き、タバコをしこたま買い込む(5カートンくらい)。
12:55、ヨルダン入国の手前に到着、運ちゃんはヨルダン側免税店に行き、タバコをしこたま買い込む(5カートンくらい)。
13:10、ヨルダンの入国審査で、全員の荷物を降ろし、抜き打ち荷物検査。私のはチェックされなかった。
13:35、乗客全員ヨルダンの入国審査完了
出国、入国ともに何の質問もされず、実にスムーズ。運ちゃんがタバコを買いに行かなければ、40分くらい短縮されたはずだが、まあ運ちゃんのサイドビジネスなんだろうな。
14:30、セルビスのターミナルに到着。またも目印のない適当なところで降ろされる。シリアといいヨルダンといい、なぜこうも目印のない変なところがターミナルになるのだろう。もっとわかりやすい場所にして欲しいよ、まったく。
アンマンのホテルは、風邪気味なので良いところにする。トレドホテルという中級宿。セルビスターミナルからタクシーで2.5JD。でもチップくれくれ攻撃に負け、4JD出す。バックパッカーじゃない私は、チップくれくれ攻撃にすぐ負けてしまう。
トレドホテルは、高級に近い中級宿。部屋は抜群にいい。一泊60JD=7800円。風邪をこじらせたくないから、このホテルに二泊することにした。
16:00、さすがに腹が減ったので昼飯(?)。でも旧市街まで2km以上歩かなきゃならないんだよなあ、げんなりしながらホテルの前を歩いていると、「ご飯食べて行きなよ」と声をかける輩が。またもシュワルマ。ファンタも飲んで1.5JD≒180円。安い。
この声をかけてきた輩は、ヨルダン人のおかま。店内で飯を食っていると、やたらなよった声で話しかけてきて、ことあるごとに私のちんこを触ろうとする。ヨルダンにおかまがいるんだ、イスラムでおかまが堂々としていても咎められないだ、と新鮮な驚き。
そのまま旧市街を目指し歩く。坂が多い。
旧市街まで歩いて40分くらい。遠い。で、ベデウィホテルに泊まった日に飲んだ飲み屋に行き、ビールを飲む。違う道を使ってホテルに戻ると30分で戻れた。
この日はブログの原稿書きで終わる。
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