
北方謙三 /角川春樹事務所 2001/06出版 333p 16cm ISBN:9784894568686 \599(税込)
◆10代後半の頃、吉川英治版「三国志」を読んだ。が、もともと歴史に興味が薄く、何が面白いのかわからないまま読んでいた。結局吉川英治版は途中で読むのを挫折してしまった。歴史小説を読みには若すぎたのだろう。
◆20代後半から冒険小説を中心に小説を多く読むようになり、江戸時代を舞台にした冒険小説の書き手隆慶一郎の諸小説を読むうち、時代小説にもかなり興味が湧いてきた。藤沢周平や白石一郎、金庸など歴史小説の名を借りた冒険小説(武侠小説)を数多く読むようになった。
◆金庸を読み出してから三国志に再び興味が湧いてきた。そんな頃、北方謙三の三国志が単行本で毎月出版されていた。本職がハードボイルド作家である北方謙三が書く三国志はどんな話になっているのだろう、と興味は尽きないのだが、当時は単行本を買うほど金がなかったのである。本屋に行くたびじっと指をくわえていたのだが、ようやく文庫化された。しかし、文庫も毎月一冊ずつの刊行なのだという。それはいかん。続きが待っている間に他の小説を読んで三国志の内容を忘れてしまう可能性が高い。
◆なので文庫版全巻が刊行されてから全巻まとめ買い、ようやく読み始めたのである。
7点/10点満点
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