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北方謙三「三国志(十三) 極北の星」感想。
三国志。2002年10月28日読了。

三国志〈13の巻〉極北の星
北方謙三 / 角川春樹事務所 2002/06 ¥599 (税込)

孔明死す。

北方版三国志が終わってしまった。こういう結末になることはわかっていたのだが、読み終えたとき寂しさを感じてしまう。この魅力的な男たちをもってしても、天下を取ることができないのかと。

北方謙三が紡ぎ出した三国志は、高校生のときに読んだ吉川英治版とはまったく違っていた。ハードボイルド作家北方謙三が書く三国志は、乱世の時代を力強くときには狡く生き抜く男たちの姿を、実に魅力的に書いていた。吉川英治版をこよなく愛する知人は、北方謙三版はキャラクターを魅力的にするため話をねじ曲げていると言う。そうなのかもしれないが、私は吉川英治版をそれほど面白いと思っていなかった(だから横山光輝のマンガも面白く感じなかった)ので、登場人物の魅力を最大限に引き出した北方謙三版がたいへん気に入った。好みの問題なのだろうが。


7点/10点満点


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