五木寛之「戒厳令の夜(下)」感想・
戦慄のロマン。2003年01月15日読了。
あらすじ(文庫カバー裏からまるまる引用)
幻のコレクションの謎に挑む江間は、それが戦後の炭坑国有化案をめぐる一大疑獄事件と関係のあることを知った。国家権力は事件をあくまで闇から闇に葬り去ろうとする。江間とその恋人冴子は、鳴海老人の畏敬してやまない外道の学者・水沼隠志の庇護のもとに名画群を追う……。古代現像の九州、内戦のスペイン、戒厳令のチリと、壮大な構想が奔流する戦慄のロマン。
◆純文学を読まねば、と思い立ち読んだ本書は、純文学というよりは冒険が派手ではない冒険小説、またはミステリタッチの娯楽小説であった。言い切ると語弊があるけど。
◆1976年に上梓されたこの小説を2003年に読み、多少の古さは感じるものの、まったく問題なく楽しめた。やはり名作は時代を超えるのだろう。
8点/10点満点
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