船戸与一「降臨の群れ」感想。
冒険小説。2004年07月20日読了。
降臨の群れ
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船戸与一・ふなどよいち・こうりんのむれ
集英社 2004/06出版 493p 20cm ISBN:4087746917 ¥1,995(税込)
「砂のクロニクル」「伝説なき地」「猛き箱舟」「蝦夷地別件」「蟹喰い猿フーガ」と並ぶ船戸久々の傑作(「蟹喰い猿フーガ」が傑作か否かは個々人の趣味による)
この本を読むまで、マルク州もアンボンも聞いたことがなかった。その知らない地では血で血を洗う争いが繰り広げられており、それは小説の中だけの出来事ではなく、事実内戦に近い状態になっていたという。臨場感のある舞台設定は、それだけで船戸ファンを惹きつけてやまない。
船戸与一っぽい文体で書くとこういう事か。
「血で血を洗っているんだよ、日本人の知らないところで、キリスト教徒とイスラム教徒がな」
「あ、ああ」
9点/10点満点
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