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2004/08/25

蔵前仁一「いつも旅のことばかり考えていた」感想。
紀行エッセイ。2004年08月25日読了。

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いつも旅のことばかり考えていた


相変わらずおもしろおかしい旅のエッセイが満載。

紀行エッセイに限らないけど、エッセイというのは同じようなエピソードでも誰が書くかによって、まったく異なる印象を受ける。紀行エッセイでよくある話は陸路での国境超えだろう。

村上春樹だったら、「賄賂を要求する理不尽な国境も、ヘッドフォンから流れてくるビートルズで耐えることができた」とか書きそうだし、

椎名誠だったら、「賄賂を要求されて困ってしまったけど細かい金がないと言って誤魔化していたらいつの間にか賄賂を要求していた警備員が消えていた。世の中なんとかなるもんだ」とか書きそうだし、

宮嶋茂樹だったら、「賄賂を要求しやがる。これだから教育を受けていない山猿ばかりの国は嫌いなんだ。かーっ、ぺっ」とか書きそうだし、

岡崎大五だったら、「賄賂を要求され困ってしまったけど、ツアー客を待たせるわけにはいかないから、客に気づかれないようにこっそりと賄賂を渡して国境通過に成功したのであった(賄賂に強い拒否感を示す日本人って多いんです)」とか書きそうだし、

宮田珠己だったら、「賄賂を要求されたけど無視して鼻毛を抜いて屁をこいたら、入管が怒って別室に連れて行こうとするから、焦ってしまって言い値で渡してしまった。こういうことをしてしまうと他のバックパッカーから迷惑がられるのだが、そんなことは別室連行という有事に遭遇した私に何の関係もない」とか書きそう。

で、本書の著者蔵前仁一だったら、「なんで払わなきゃならないの? 払う必要があるなら払うけど、ちゃんとした窓口で払うよ。窓口どこ?」と交渉を始めるだろう。なぜなら、蔵前仁一はバックパッカーで、バックパッカーはヒマあるけど金がない。

(以上全部推測。というか適当)


数々の理不尽な困難をも笑って乗り越える蔵前仁一の紀行エッセイは魅力的なのだ。


6点/10点満点

※このエントリーは2010年12月4日作成。

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