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2004/12/08

夢枕獏「シナン(下)」感想。
中近東時代小説。2004年12月08日読了。

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シナン(下)


◆内容(紀伊國屋Bookwebより)
百年の生涯で四七七もの建造物を手がけ、かたちなきイスラムの神を空間に描こうとした男の物語―悠久の都イスタンブールに刻まれたその軌跡を辿り、薫り高きイスラム文化の根源に迫る渾身の歴史長篇。
十六世紀、繁栄を誇るオスマントルコ帝国に、壮麗王スレイマン大帝のもと、工兵から宮廷建築家へと昇りつめた男がいた……。史上最大のモスクに挑んだ天才建築家シナンの生涯。

◆夢枕獏の、シリーズものじゃない長編小説はわりかし出来がよい。

◆1981年フタバノベルスで出た「幻獣変化」を読み、獏ちゃんファンになった私。「幻獣変化」はその後「涅槃の王」全7巻としてリライトされ、伝記小説の一つの金字塔になった。と思う。

◆さらに「神々の山嶺」で柴田錬三郎賞を獲り、夢枕獏は完成された作家になった。と思う。

◆しかし、長々と続けているシリーズ、悪く言えばだらだら続けているシリーズものは、執筆に時間がかかりすぎているため、年を追うごとに酷くなってきている。サイコダイバーシリーズはその筆頭。キマイラや餓狼伝や大帝の剣は途中で読むのをやめたけど、どれもこれも。

◆だからこそ、夢枕獏が自身の興味あることをテーマに書き上げた本作は、それなりに期待して読んだ。

◆期待が大きすぎたのかもしれない。


3点/10点満点


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