高野秀行「西南シルクロードは密林に消える」感想。
ドキュメンタリー。2005年10月05日読了。

高野秀行・たかのひでゆき
講談社 2003/02出版 367p 20cm ISBN:4062112329 ¥1,995(税込)
もう一つのシルクロードといわれている(らしい)、西南シルクロードを実際に踏破してみたい、という高野秀行の希望から始まった企画で、中国を経由してビルマに密入国し、反政府ゲリラの助けを借りながらジャングルを歩き、象に乗り、マラリアにかかり、ビルマの山奥で怪しい治療しか受けられず死にそうになり、そして治り、山に登り、銃撃されながらインドに密入国し、ビルマゲリラとインドゲリラの複雑な関係を知り、帰国のため自主的に出頭して密入国で逮捕され、運良く収監を免れ日本に強制送還されるまでのドキュメンタリー。
何が良いって、このドキュメンタリー、相変わらずむちゃくちゃ無謀なことをやっていて、たぶんめちゃくちゃ辛い思いをしているはずなのに、それらを感じさせないほんわかとした文章で綴られ、ふうん、ビルマやインドって密入国できるんだ、と読者に在らぬ誤解を与えるところが良い。
高野秀行という人はつくづく無茶な人面白い。
この本の金銭的価値:1,995円以上。
8点/10点満点
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