小川和久・坂本衛「日本の戦争力」感想。
世界情勢。2006年02月03日読了。

アスコム 2005/12出版 295p 19cm ISBN:4776202123 ¥1,680(税込)
目からウロコが落ちた。
・自衛隊には、他国に侵略戦争を仕掛けるほどの戦力はない。
・アメリカが日本に米軍を置くのは、日本が地理的に重要な位置にあるからであって、日本を守り日本を属国化するためではない。
・在日米軍に空軍がない。在日米軍の空の安全を守るのは自衛隊である。
・北朝鮮が日本にミサイル10発撃ってきたら、在日米軍が1,000発撃ち返す。北朝鮮はそれを知っているから、やけくそにならない限り日本を攻撃してこない。
等々……
日本の戦争力とは、自衛隊のみならず、在日米軍も含めて考えなければならない。それを本書では、冷静かつ的確に分析し、わかりやすく記している。また筆者は、諸外国で戦争が起こるとテレビに出てくる軍事評論家を現状分析が出来ていないただの軍事オタクと切り捨て、アジア諸国に自衛隊の位置づけを説明できない政府を切り捨て、憲法改正に感情的に反対する連中を切り捨てる。
筆者の分析力は極めて高く、さらに説得力のある理論の組み立て、わかりやすい文章は、このテの書籍の中でも群を抜いている。
10点/10点満点(現時点の評価。同様他書との比較検証により、後日変更の可能性アリ)
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