大沢在昌「魔女の笑窪」感想。
冒険小説。2006年02月15日読了。

文藝春秋 2006/01出版 331p 20cm ISBN:4163245901 ¥1,549(税込)
なかなか魅力的な主人公だし、ありそうでなさそうな非現実感漂う舞台設定も悪くない、それより会話が洗練されたハードボイルド風味で結構いいじゃないか。でも何だろう、この違和感は。
大沢在昌という男性作家が娼婦上がりの女を主人公にしているからだろうか。いや、そんな簡単なことじゃない。遊び慣れていない女性作家が書く女主人公より、大沢の方が女を上手く書く。
違和感を持ちながら最後まで読み終わり、そして奥付を見た。10章構成の第1章の初出が1998年12月、最終第10章の初出が2005年8月。約7年かけて書かれた話だったのか。第1章を書いた頃は、主人公水原を軸にした連作短編を狙ってたのかな。そうだとすると、違和感にも納得できる。ま、どうでもいいか。
本書の金銭的価値:税込定価1,550円。最近ではかなり良心的な値段。
6点/10点満点
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