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2006/02/28

藤原正彦「国家の品格」感想。
エッセイ(?)。2006年02月27日読了。

国家の品格
藤原正彦
新潮社 2005/11出版 191p 18cm ISBN:4106101416 ¥714(税込)

ベストセラーだというので読んでみた。帯に「すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論」とある。そこまでたいそうなもんなのかい、と半ば疑っていた。
本書に書かれている「三権分立の上にマスコミがある」「道徳に理由はなく、悪いことは悪いと叩き込む」「国語力が重要であり英語はその次」「真のエリートが国家には必要」「ゆとり教育などバカの極地」などなど、私が常々感じていることを次から次へと書き連ねている。おお、作者の主張が明快かつ簡潔でなんと小気味よいことか。この本がベストセラーになるということは、同じようなことを感じている日本人がまだ多数いるということなのだろう。

しかし、この本売れているといっても40万部くらいだ。図書館で借りている人を含めて考えても、この本を読んだ人数は、せいぜいが100~200万人くらいいだろう。

それをテレビの視聴率に換算すると、1~2%ということになる。

そんな視聴率では、テレビ番組として失敗作である。キムタクが出ているドラマは20%を軽く超す。日本中で2000万人以上が観ていることになる。読売新聞は発行部数1000万部を超えている。

テレビを中心としたマスコミの影響力は、どんなベストセラー書籍でもかなわない。それが現代ということか。末恐ろしい。

9点/10点満点

※3月18日追記:100万部突破したみたいで喜ばしい。しかし、書籍が100万部突破しても、図書館、回し読み含めてせいぜい読者は300~500万人。視聴率に換算すると5%程度。テレビの影響力ってのは計り知れないですねねえ。

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2006/02/23

2006年02月23日。アクセスカウンター

ココログのアクセス解析では3,310アクセス。でも当ブログで公開している忍者ツールズでは、ご覧の通りようやく2,000アクセス突破したばかり。どっちが正しいんだかよくわからん。

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2006/02/19

天童荒太「包帯クラブ」感想。
青春小説・2006年02月19日読了。

包帯クラブ
天童荒太
筑摩書房 2006/02出版 191p 18cm ISBN:4480687319 ¥798(税込)

んー?

6点/10点満点

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「オフィシャルベースボールガイド2006」感想。
データブック。2006年02月19日散見。

オフィシャルベースボールガイド2006 プロ野球公式記録集
日本野球機構
共同通信社 2006/02出版 609p 21cm ISBN:4764105691 ¥2,900(税込)

プロ野球が好きな私は、この本を10年以上買い続けている。あいつ後半戦やたら活躍したけど、通年成績はどうだったんだ?とか、あのタイトルは誰が取ったんだっけ、というのを調べるのにとても役に立った。結構値段が高いけど、内野指定席で試合見に行くよりは金かからないから、毎年買っていた。
でも、インターネットでプロ野球データベースが無料公開されるようになってきた今、本書はその役割を失ってきている。あと5年して、地上波デジタル放送が本格普及すれば、本書のデータはテレビのリモコン操作で得られるようになるのかもしれない。ちょっとだけ寂しい。

5点/10点満点

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2006/02/18

我が家の本棚

書斎の本棚右
書斎の本棚左
居間の積ん読本
このほかにも、段ボール箱に詰めっぱなしの書籍が数箱あるが、読み終わった本なので開梱する予定はない。

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ロバート・B・ハース「驚異の大地アフリカ」感想。
写真集。2006年02月17日拝見。

驚異の大地アフリカ 空から眺めた地球の素顔
ロバート・B.ハース・関利枝子訳
日経ナショナルジオグラフィック社(日経BP出版センター) 2005/08出版 207p 39cm ISBN:4931450474 ¥2,940(税込)

タテ39cm×ヨコ29cm、重さ2.2kgもある大きな写真集。でありながら¥2,940という極めてリーズナブルな価格設定。

モロッコ、カナリア諸島、セネガル、ガンビア、ジブチ、エチオピア、タンザニア、ケニア、ナミビア、ボツワナ、南アフリカで、大地、動物、そして人々の暮らしなどを空から撮っている。写っている写真はどれもこれも素晴らしい。アフリカの素晴らしさを伝えるには十分な内容だ。

惜しむらくは、印刷解像度が粗い点で、掲載されている写真によっては印刷のドットが丸見えである。これは興ざめだ。元々の写真サイズが小さいのか、もしくは著者が写真をトリミングしているのかもしれないが、それにしても悪い。この値付けから考えて、本書の著者や出版社は広く普及されることを願っているのだろう。それは素晴らしいと思うのだが、5,800円くらい出しても良いからきれいに印刷された本書も同時に出版して欲しいと
私は願う。

5点/10点満点(写真は良いが印刷が粗い)

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2006/02/15

大沢在昌「魔女の笑窪」感想。
冒険小説。2006年02月15日読了。

魔女の笑窪
文藝春秋 2006/01出版 331p 20cm ISBN:4163245901 ¥1,549(税込)

なかなか魅力的な主人公だし、ありそうでなさそうな非現実感漂う舞台設定も悪くない、それより会話が洗練されたハードボイルド風味で結構いいじゃないか。でも何だろう、この違和感は。

大沢在昌という男性作家が娼婦上がりの女を主人公にしているからだろうか。いや、そんな簡単なことじゃない。遊び慣れていない女性作家が書く女主人公より、大沢の方が女を上手く書く。

違和感を持ちながら最後まで読み終わり、そして奥付を見た。10章構成の第1章の初出が1998年12月、最終第10章の初出が2005年8月。約7年かけて書かれた話だったのか。第1章を書いた頃は、主人公水原を軸にした連作短編を狙ってたのかな。そうだとすると、違和感にも納得できる。ま、どうでもいいか。

本書の金銭的価値:税込定価1,550円。最近ではかなり良心的な値段。
6点/10点満点

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門倉貴史「手にとるようにわかるインド」感想。
ビジネス本。2006年02月14日読了。

手にとるようにわかる インド
かんき出版 2005/12出版 219p 19cm ISBN:4761263059 ¥1,470(税込)

インドの地理、経済、政治などについて、判りやすく説明した本。
NYSEやNASDAQに上場されているインド企業ADRに投資するための、インドリスクを知るための本として買ったが、データが豊富で、本文も読みやすくかつ判りやすく、イラストも効果的な使い方をしており、なかなか面白かった。
投資云々ではなく単に今のインドを知るのに十分役に立つ。

この著者の著作を調べたら、「日本の地下経済」いう本があり、2003年に既読だった。最近ではBRICs本とか書くようになってきたみたいだけど、作風変えたのかね。

7点/10点満点

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2006/02/14

栗本薫「グインサーガ106 ボルボロスの追跡」感想。
ファンタジー。2006年02月14日読了。

グインサーガ106 ボルボロスの追跡
早川書房 2006/02出版 313p 16cm ISBN:4150308349 ¥567(税込)

「作品を完結させる」ということは作家の力量の一つだと思う。栗本薫は相当力量のある作家だと思うのだが、もはやグインサーガの完結を望むのは無理なのだろうか。
風の騎士が出てきてから、どんどん完結までの道のりが遠のいていく気がする。
私はグインサーガの結末を読むことができるのだろうか。


読者に絶望抱かせてどうするよ。

6点/10点満点

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2006/02/10

池沢智史「はじめてのFX投資」の感想とFX取引雑感。
投資本。2006年02月10日読了。

はじめてのFX投資
ぱる出版 2006/01出版 191p 22cm ISBN:4827202273 ¥1,575(税込)

人民元に投資できる!
それだけの理由で、ろくな知識もないのに(ユナイテッドワールド証券で)FX投資を始めてしまった。外貨MMFみたいなもんだろ、と思って人民元を買ったのだが、スワップとかいうのが取られて何やら金が減ってるぞ。しかも刻一刻と円高元安で資金が目減りするぞ。何だ、どうすればいいのだ。

スワップポイントって何?
ロールって何?
建玉って何?
ポジションって何?

慌てて、超初心者向けと思われるこの本を買ってきた。
おかげさまで基礎知識は身に付いただろうか。
しかし取引で儲けるコツはよく判らん。
チャートの読み方とか、値動きの傾向とか、売り買いのタイミングとか、もう少し経験積まないとデイトレでは簡単に儲けられないんだろう。24時間市場は、株と全然違う。株と同じ感覚では勝てないな。

16回ポジション建てて4勝12敗。
勝つまでやめへんで。
負けっぱなしでやめられるかい。


5点/10点満点

※この本は「FX投資をするかどうか悩んでいる人」向けではなく、既に口座を開いていて「さあこれからやるぞという人」向けです。

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2006/02/07

伊藤洋一「日本力。」感想
ビジネス書。2006年02月07日読了。

日本力。
講談社 2005/06出版 270p 20cm ISBN:4062129825 ¥1,680(税込)

おいこら伊藤洋一、なんだこれは。

同じことをやたらと繰り返す水増しじゃねえか。構成力がないのか、推敲してないのか、編集者が伊藤洋一にもの申せないのか、伊藤洋一が読者を相当なバカと仮定しているのか、理由は知らんが嫌になるほど同じことを繰り返してるぞ。

特に、江沢民が求心力を高めるために愛国(=反日)教育を徹底した、という内容は5~8回くらい書いてないか?

繰り返しの部分をそぎ落とせば、270頁の本書を150頁くらいにまでスリムにすることが出来るんちゃうか?

2004年だけで中国に3回行ったと書いてあるが、行った回数が重要なのではなくて、何日滞在し、誰と会い、どういう話をしたかが重要なんだろ、というか1年で3回行きましたなんて大した回数じゃねえよ、俺の同僚の中国部門の奴は2年間で15回延べ80日は行ってるぞ。

と文句ばかり書いてみたが、実のところこの本を読んだあと結構元気が出てきた。日本という国はまだまだ他国の追随を許さない、超大国のひとつということが認識できた。韓国恐るるに足らず、中国恐るるに足らず、インド論外。こういう元気が出る本は良い。

やるじゃん、伊藤洋一


3点/10点満点(但し、日本人ビジネスマンが自信を取り戻せる本書のコンセプトは7点)

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2006/02/05

映画「ブラックホーク・ダウン」感想。
2006年02月05日観る。


ブラックホーク・ダウン

allcinema ONLINEでの「ブラックホーク・ダウン」はこちら。

リドリー・スコット監督作品

氏族(日本風にいうなら豪族)の対立が激しさを増し無政府無秩序に陥ったソマリア。そしてそれに干渉したアメリカ(正確には国連軍)。アイディード将軍が支配する地域で、アイディード派の幹部を逮捕するための作戦を展開したアメリカ軍。30分で終わる予定の作戦が、ソマリア民兵の徹底抗戦を受け、防戦一方のまま泥沼の十数時間を迎えることになった。。。

アフリカ好きで紛争好きな私だが、この映画のことは2005年中頃まで知らなかった。「ホテルルワンダ」は知っていたのにねえ。配給会社の宣伝がへたくそなのかな。

この映画、戦闘シーンを徹底的にリアルに撮った作品だけど、映画としてみるとつまらない。主役がはっきりしないのだ。原作のノンフィクションノベルを最大限活かしたせいか、アメリカ軍兵士全員にスポットをあててしまい、こいつは誰だっけ?としょっちゅう考えながら観なければいけない。更にいえば、アメリカ軍の視点で描かれているため、アメリカ軍兵士がソマリア民兵を殺しまくるシーンがさも正当な戦いであるように描かれているが、そうはいっても、どうにもこうにもお前らソマリア人を殺しすぎ、としか思えない(アメリカ軍兵士は十数人の死者に対して、ソマリア民兵は1,000人以上死んだとか)。ソマリア民兵がアメリカ軍を敵対視し泥沼化した理由。それはアメリカ軍が阿呆な攻撃を仕掛けたから(映画では出てこなくて特典のドキュメンタリーで判る)。何だかこの映画を観ているとアメリカ人は基本的にバカなんだろうな、と思えてくる。

んでまあ私はコレクターズボックスを買ったわけだが、特典ディスク2にある「ドキュメンタリー・モガディシオの攻防」が一番面白かったのだ。このドキュメンタリーを見るだけでも買った価値があった。

5点/10点満点

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2006/02/03

小川和久・坂本衛「日本の戦争力」感想。
世界情勢。2006年02月03日読了。

日本の戦争力
アスコム 2005/12出版 295p 19cm ISBN:4776202123 ¥1,680(税込)

目からウロコが落ちた。

・自衛隊には、他国に侵略戦争を仕掛けるほどの戦力はない。
・アメリカが日本に米軍を置くのは、日本が地理的に重要な位置にあるからであって、日本を守り日本を属国化するためではない。
・在日米軍に空軍がない。在日米軍の空の安全を守るのは自衛隊である。
・北朝鮮が日本にミサイル10発撃ってきたら、在日米軍が1,000発撃ち返す。北朝鮮はそれを知っているから、やけくそにならない限り日本を攻撃してこない。
等々……

日本の戦争力とは、自衛隊のみならず、在日米軍も含めて考えなければならない。それを本書では、冷静かつ的確に分析し、わかりやすく記している。また筆者は、諸外国で戦争が起こるとテレビに出てくる軍事評論家を現状分析が出来ていないただの軍事オタクと切り捨て、アジア諸国に自衛隊の位置づけを説明できない政府を切り捨て、憲法改正に感情的に反対する連中を切り捨てる。

筆者の分析力は極めて高く、さらに説得力のある理論の組み立て、わかりやすい文章は、このテの書籍の中でも群を抜いている。

10点/10点満点(現時点の評価。同様他書との比較検証により、後日変更の可能性アリ)

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