松村劭「スイスと日本 国を守るということ」感想。
世界情勢。2006年03月06日読了。

松村劭。まつむらつとむ
祥伝社 2005/12出版 200p 19cm ISBN:4396681062 ¥1,575(税込)
「日本の戦争力」を検証するために買ってみた。本書は、「日本の戦争力」と似たような、けどもっと過激な主張をしていると思う。
”思う”というのは、本書の基本的な構成として、スイスの永世中立を分析することで日本の国防力を推し量ろうとする内容なのだが、スイスが永世中立を宣言するに至った歴史的背景と現在のスイス、そして現在の日本をごちゃ混ぜに構成しているため、まあはっきり言ってしまえば非常に読みづらく、また、作者の主張がどこにあるのかもわかりづらいのである(人のことはとやかく言えない、私の文章も多分にわかりづらい)。
最後の数ページに作者の主張らしき部分が出てくるのだが、それによると、国防線と国境をイコールで考えている時点で、全世界に対して日本は国を守る気がないと宣言しているようなものだと。国境が国防線では、国土が戦場になってしまうではないか、と。なるほどこれはよく判るし、同意できる。
現在の世界情勢を知れば知るほど、自衛隊は国防軍として生まれ変わらなければならないと思う。拒否反応を示す人は多いだろうが。
最後に、本書の帯に井沢元彦の推薦文があるが、これマイナス効果になるんじゃないのかね。
4点/10点満点
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