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2006/03/24

高野秀行「ミャンマーの柳生一族」感想。
紀行エッセイ。2006年03月23日読了。

ミャンマーの柳生一族
集英社 2006/03出版 238p 15cm ISBN:4087460231 ¥450(税込)

個人的に今イチオシの辺境ライター高野秀行の新作なのである。ちなみに将棋の高野秀行(タカノゴダン)とは別人である。

今回は、早大探検部の先輩船戸与一の取材のお供で旅した、高野秀行らしくない実にリッチな旅の記録である。が、本書のタイトルにもあるように、現在のミャンマーは柳生一族が暗躍した江戸時代とそっくりという思いつきに基づいた話が展開され、旅の記録はそっちのけである。ミャンマー=江戸時代という思いつきは、思いつきとは思えないほど説得力があり、かつ面白い。

それはそれとして、今作で何が一番驚いたかというと、解説で椎名誠も書いていることなのだが、本書13ページから若干要約引用すると、

・早大探検部の先輩船戸与一から後輩高野秀行に、「取材でミャンマーに合法的に行くから付き合え」と電話がある。
・高野秀行曰く「そんな無茶な」「私はミャンマーには2年に1回くらい行くが、合法的に行ったのは1994年が最後。それ以降は全て非合法」「タイから密入国したなど、非合法にミャンマー国境を越えたこと8回、未遂を加えると11回」「ビザを取って合法的に入国するなど思いつきもしなかった」

すごいぞ高野。憧れるよ。


ちなみに今回の取材で船戸与一は最新刊「河畔に標なく」を明日3月24日に上梓する(届き次第読む予定)。船戸作品は1,995円の単行本で出版され、高野の本作品は450円の文庫出版だ。売れないってのは悲しいなあ。俺は高野秀行を応援するよ、全部買うよ、単行本でも文庫でも全部買うよ、だから面白い辺境記を書き続けてくれい。

8点/10点満点

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