映画「バス174」感想。
ドキュメンタリー映画。2006年05月04日鑑賞。

allcinema ONLINEでの「バス174」はこちら。
ブラジル、リオデジャネイロでバスジャック事件が起きた。
事件は発生直後からTVで生中継された。
犯人はバスの窓から顔を出し、「手榴弾とライフルを寄越せ、寄越さないなら人質を殺す」と要求した。
ブラジル警察は犯人を射殺したいが、生中継されているTVに犯人の脳みそが飛び散ることを嫌った知事の指示で射殺できない。
そして映画は犯人の生い立ちに迫っていく。
犯人が6歳の時、目の前で母親を殺されている。
犯人に父親はいなかった。
やがて犯人はストリートチルドレンになった。
ストリートチルドレン虐殺事件が起きたが、犯人はその生き残りだった。
犯人は過去に服役していた。
ブラジルの刑務所は、窓が無く陽光が差さない暗い3人部屋に11人詰め込まれ、あまりの狭さに全員が一度に寝ることはできず(交代で寝る)、むちゃくちゃな司法制度のため刑期がすぎても釈放されず、看守は受刑者に平気で暴力をふるい、とにかく最悪だった。
犯人は投降する(=服役する)くらいなら、一か八かを選択せざるを得ない状況だった。
本作は、「物乞う仏陀」の石井光太のホームページwww.kotaism.comにあるブログで紹介されていた。みたいみたいと思いつつも、近所のレンタルビデオ屋にはどこも置いていなかった。仕方ないな、では買うか、とヨドバシで取り寄せした。
ドキュメンタリー映画はあまり見ない(と言うか流通していない)が、ドキュメンタリーテレビ番組はよく見る。テレビと映画では制作手法が違うから単純に比較できないが、本作は図抜けて素晴らしい完成度だと思う。
こういう作品は、世間の人々に広く見てもらいたい。
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