蔵前仁一「新ゴーゴー・アジア 下」感想。
紀行文。2006年05月23日再読了。

蔵前仁一 /旅行人 2003/05出版 237p 21cm ISBN:4947702486 ¥1,680(税込)
この下巻で蔵前仁一さんが訪れた地は、インド、パキスタン、フンザからタシュクルガン&カシュガルへの山越え、チベット、ネパール、トルコ、シリア・ヨルダン・イスラエル、雲南省、バングラデシュ、と相も変わらず多彩。そしてどこの国でもバスや列車を利用する。
中でも、1987年のフンザ(パキスタン)から陸路タシュクルガン(中国)そしてカシュガル(中国)へ抜ける話は強烈。このルートが外国人に開放されて間もない頃に、蔵前さんは果敢にもチャレンジされたそうだ(本書には、解放されたのが1985年、旅したのが1987年となっている)。
二日がかりで通る道のりは、中パ国境からタシュクルガンまで3時間、タシュクルガンからカシュガルまで17時間。中国のバス運転手は、サスペンションの効いていないおんぼろバスを一人で運転する!んですって。道無き道を通るため、時にはダイナマイトを使って道を造るという荒技。標高4000m級のこの地を一人で運転し続ける中国人ドライバーはまさしく超人ですよ。
今はこのルート、中パ両国にとって重要な観光資源となっているから、道も良くなり、それなりに安全になってきているようだ。ま、そりゃそうだろう、私もそのうち行く予定に入れているくらいだから。
アジア各国が急速に発展を遂げている今、この本のような20年前のアジアの雰囲気を味わう旅をするには、アフリカに行かなきゃもう味わえないのかもね。昨日のフジテレビ・ニュースJAPANでスーダン復興がミニ特集されていたけど、中国人やインド人やパキスタン人がわんさか商売しているのを見ると、近い将来アフリカも開発されてしまう感じがするけど。
6点/10点満点(再読なので)
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