映画「大脱走」感想。
捕虜脱走戦争映画。30回は見てるぞ。
粗筋:第二次世界大戦、ナチスドイツが建てた絶対脱出不可能な捕虜収容所。連合軍の捕虜が続々と連行されてくる。連行されてきた捕虜たちは、地下トンネルを造って、300人以上を脱走させる計画を立てる。ストーブの下をトンネルの入り口にし、トンネルを掘っているときはストーブを戻し入り口を隠す。穴を掘るときの掘削音は、冶金の金槌の音とタイミングを合わせて誤魔化す。トンネルが崩れないようにするための支柱として、ベッドの底板や屋根裏の端板を使う。穴掘りが酸欠にならないよう、ふいごを作る。脱走後に見つからないようにするため、偽造身分証明書、切符、平服、などを作る。脱走後に尋問にあったときのことを考え、ドイツ語での会話を練習する。しかし、トンネルは看守に見つかってしまう……
実話を元にした映画。スペシャルエディションのDVDには、当時の生存者のインタビューもついている。
168分の映画だ。普通の感覚で言えばとても長い映画だが、短く感じてしまう。基本的には、捕虜収容所からの脱走を描いただけのシンプルなストーリーなのだが、脱走の過程がとにかく面白い。そして、脱走後のストーリーも、涙が出てしまう所もあるくらい良くできている。とにかく、シナリオが素晴らしく、演出も素晴らしく、演技も素晴らしい。
私は今まで1,000本を越える映画を見てきているが、この映画は、私にとってナンバー1の映画だ。
私にとって、この映画を越える映画は今のところ存在しない。
1998年頃の話。当時会社の後輩で25歳(くらい)の若手CGクリエイター工藤に、「この映画面白いから見れ」と言って貸した。数日後、「まあ、普通に面白かったすね。でも映像が古くさいなあ」とぬかしやがった。だからお前は並みのクリエイターなんだよ。映像が古いのは1963年の映画なんだから当たり前だっつーの。映画の命は映像じゃなくてシナリオなんだっつーの。判ってねえなあ。
で、この映画をBerlitzの教師でカナダ人の映画好き推定年齢30歳のJasonに「知ってるかい?」と聞くと「知らん」というので、「この映画は私が今までに見てきた映画の中で一番面白いと思っている映画だ。見れ」と強制的にDVDを貸した。後日JasonがDVDを返してくれた時に、「めっちゃ面白かったよ」と言うから、「そうだろう、そうだろう、映画はシナリオの善し悪しで決まるんじゃ。シナリオが抜群に面白いこの映画が面白いのは当たり前じゃ」と偉そうに言った。するとJason、「ミスタアマノの薦める映画は面白いよ。これからも貸してくれ」と言うではないか。よーし、よーし、いっぱい貸してやるよ。コレクションはまだまだあるかんねー。
10点/10点満点
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