大谷映芳「辺境へ」感想。
辺境紀行文。2006年07月08日読了。
大谷映芳 /山と渓谷社 2003/09出版 239p 21cm ISBN:4635250083 ¥2,730(税込)
1947年生まれ早大山岳部出身の筆者は、「ニュースステーションの特集・ギアナ高地」などを手がけたテレビ朝日のディレクターで、辺境を中心とした自然を取り上げたスペシャル番組を数多く制作した。取材で行った場所はネパール、ブータン、チベット、ギアナ高地、南極、パタゴニア、グレート・リフト・バレー縦断、その他多数。
本書は、作者が映像取材を行った際に、テレビでは流せなかったことや映像では捉えきれなかったこと、取材の合間に感じたことや出会った人々、などについて書かれている。
この本、2年半積ん読だったのだが、ふと思い、読んだのだ。
で、まあ、なんだ。
言ってしまえば、この作者は会社の金で行った取材し、そこで出会った人々との話や、そこで体験したことの話が書かれているのだが、自腹切って行っているわけではないから「共感」できない。普通の旅行記を読むと、なんやかやで「共感」があるのだが、この本には、ない。
掲載されている多数の写真、そこそこいい写真と思うけど、小難しく言うと著作権が作者にあるのか疑問だ。著作者は作者だろうけど、取材の費用は会社から出ているのだから、著作権はテレビ朝日にあるような気がする。私自身テレビ業界で働いていて契約やら権利処理やらに日々携わっているけど、こういう作者のスタンスは何かイヤ。
値段が高く損した気分になる本だった。
5点/10点満点(ケナしているのに高め)
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