« 「google earth 完全ガイド」感想。
ソフトの解説本。2006年09月18日読了。
| トップページ | オール電化の生活 »

2006/09/21

佐藤賢一「アメリカ第二次南北戦争」感想。
近未来小説。2006年09月20日読了。

アメリカ第二次南北戦争
佐藤賢一 /光文社 2006/08出版 443p 20cm ISBN:4334925111 ¥1,785(税込)

2016年、第二次南北戦争が勃発している(つまり内戦状態の)アメリカを舞台に、日本政府の密命を受けた主人公が、戦時下のアメリカとは如何なるものなのかを探るため、嫌々ながら戦時下のアメリカに旅立つところから物語は始まる。近未来が舞台だが、SFではない。

この小説は普通の小説と異なり、佐藤賢一の思想が強く反映されている。その思想とは、アメリカ(人)はバカ、ということ。バカなアメリカ人は人種差別や男女差別を行いそれが原因で内戦を引き起こしているのだが、アメリカ以外の国々はアメリカが内戦状態にあれば戦争特需で経済発展するので内戦沈静化を望んでなく、ましてやフランス人は「アメリカ人同士殺し合ったって構わない」とまで言い切る。

話の流れは悪くないのだけれども、いつもの佐藤賢一のように大仰な文章で、今回も主人公視点の一人称で物語が進んでいくのだが、一人称であるが為に話の広がりが薄く感じられ、結果、主人公のつぶやきは全て佐藤賢一本人の思想を反映しているだけなのではないかと思えてしまう。


それなりに面白かったが、楽しめない小説だった。


2点/10点満点

amazonはこちら

にほんブログ村 本ブログへブログランキングに参加しております。
バナーをちょこっと押していただけると恐悦至極なり。

|

« 「google earth 完全ガイド」感想。
ソフトの解説本。2006年09月18日読了。
| トップページ | オール電化の生活 »

▲佐藤賢一」カテゴリの記事

◆小説・純文学・青春小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43036/11981641

この記事へのトラックバック一覧です: 佐藤賢一「アメリカ第二次南北戦争」感想。
近未来小説。2006年09月20日読了。
:

« 「google earth 完全ガイド」感想。
ソフトの解説本。2006年09月18日読了。
| トップページ | オール電化の生活 »