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池田清彦「環境問題のウソ」感想。
啓蒙書(?)。2006年10月30日読了。

環境問題のウソ(ちくまプリマー新書)
池田清彦 /筑摩書房 2006/02出版 167p 18cm ISBN:4480687300 ¥798(税込)

私はマスコミ、中でも最もメディアパワーがあるテレビ業界で働いている。その私が思うに、今のテレビ業界(民放)は駄目だ。ろくに調べもしないであることないこと垂れ流す報道局がその典型で、中でもニュースステーション、報道ステーションは最悪。報道であるにもかかわらず、世論が食いつきそうなニュースを恣意的に流し、尚かつ無知なキャスターの根拠のない一方的な意見まで垂れ流しだ。世間の人たちはテレビや新聞から得る情報が総て正しいと思いこむことが多いから、テレビや新聞の一方的な見解をそのまま信じてしまう。そして、その反論はほとんど報じられることがない。


著者はこの本の中で、ニュース報道などで語られる環境問題が、如何に適当か(嘘っぱちか)を断じている。

(1) 京都議定書で定められたCO2削減。著者曰く、CO2削減したって地球温暖化防止効果はほとんどない、とのこと。地球が温暖化するのは太陽から降り注ぐエネルギー量が増えていることが最も大きな要因であり、それがゆえ地球環境を数万年の単位で見ると、現在は緩やかな温暖化傾向が見られる時期であるから、CO2が地球温暖化の主原因ではないと言う(一因ではある)。アメリカはそのことを知っているから京都議定書にサインしなかったのだろうと。


(2) ゴミ焼却炉からダイオキシンが出る問題。でも動物実験によると、ゴミ焼却炉から排出される程度のダイオキシン量では、人体にほとんど影響がないと言いきる。


(3) 湖から外来魚であるブラックバスを根絶させよう。というか何で外来種が入り込むのを防がなきゃならないの?何でそんなにしゃかりきになって日本固有種を守らなければならないの?
アメリカザリガニはウシガエルのエサとして連れてきた外来種だよ、そのウシガエルも食用として繁殖目的で連れてきた外来種だよ、トキは日本固有種が絶滅寸前で窮余の策として中国のトキを連れてきて繁殖させているじゃない。矛盾してるなあ。


(4) 天然記念物の昆虫採集は保護のため採集禁止。って言うけどその昆虫を発見したのは昆虫採集を楽しんでいる一般人だよ。環境省や文化庁の連中が主導して発見されたのではなく一般人が発見したのだよ、ということは一般人が見守っていなければ絶滅しても判らないよね。採集出来なきゃ見守れないよね。


と言うようなことが書かれているのだが、結論がまた素晴らしい断じ方である。


(1) CO2削減のために必要な設備を作る会社(と癒着した議員や役人)が大儲けできるじゃないか。

(2) ダイオキシンを発生させない焼却炉を作っている会社(と癒着した議員や役人)が大儲けできるじゃないか。

(3) ブラックバスを駆逐する業者(と癒着した議員や役人)が大儲けできるじゃないか。

(4) 環境省や文化庁がバカだから。


最後に、奥付に著者プロフィールがないので、著者がどういう立場で物申しているのかよく判らない。もしかしたらこの著者は単なるクレーマーなのか?と勘ぐってしまう(まあ内容がしっかりしているから学者だろうという想像は付いたが)。このあたりは、編集部がきちんと対応しなければならないと思う。

ちなみに早稲田大学国際教養学部教授。専門は理論生物学、構造主義生物学です。


8点/10点満点

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佐藤和孝「戦場でメシを食う」感想。
ドキュメンタリー。2006年10月27日読了。

戦場でメシを食う(新潮新書)
佐藤和孝 /新潮社 2006/10出版 223p 18cm ISBN:4106101874 ¥735(税込)

1956年生まれの著者は、1980年(24歳)からフリージャーナリストとして、戦地など過酷な場所での取材を続ける気骨ある人。ニュース番組などに現地特派員として出ることもある。

数々の取材の中で、戦場でもメシを食わねばならぬ、ということをテーマに書かれたのが本書。

本書に出てくる取材地は、
・ソ連侵攻時のアフガニスタン
・9.11後アメリカが侵略したあとのアフガニスタン
・ボスニアヘルツェゴビナ
・ネズミ講で破綻したあとのアルバニア
・チェチェン
・インドネシアのアチェ
・イラク

この著者は、他にもマルコス政変時のフィリピンや、アルジェリアの内戦なども取材しているとのこと。よくもまあこんなに次から次へと危険地帯にばかり行けるなあ。命が惜しくないのか?と思っていたら、本書中に「人間はいつか、どこかで必ず死ぬ」と言うようなことが書かれていた。それを世間では「命が惜しくない」と呼ぶのだが。


まあそんなことはどうでもよくて、つまるところ本書の出来映えは如何なのかというと。


戦地での経験談が迫力ありすぎて、メインテーマの「メシを食う」が霞んでしまっている。
こんな中途半端なテーマで本を書く必要はないと思う。

日本のトップレベルの戦地ジャーナリストである著者から見た戦場体験談や、新聞やテレビが伝えない戦地の裏側をそのまま本にすれば、もっと迫力があり、もっと重みのある本が書けると思う。

未だ50歳ということは、これからも第一戦で取材をし続けるのだろうか。
私としては第一戦で取材しながらも、上質のドキュメンタリーをどんどん書いて欲しいところだ。
これからに期待したい。

6点/10点満点

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早坂隆「世界反米ジョーク集」感想。
エッセイ。2006年10月25日読了。

世界反米ジョーク集(中公新書ラクレ) <br />
早坂隆 /中央公論新社 2005/01出版 213p 18cm ISBN:4121501640 ¥756(税込)

このシリーズも読むところ3冊目である。読んだ順番が出版された順番と違い(3→1→2と読んだ)、また短期間で3冊も読んでしまったので、多少飽きてきた感は否めないが、早坂隆というノンフィクションライターが世界中で見聞きしてきたジョークとアンブッシュ解説が硬軟織り交ぜ語られ、読んでいてバカブッシュ政策の無軌道ぶりがよく判る。日本の若手ライターも頑張っているのだなあと拍手を送りたくなる。

落ち着いた文章でありながら、ズバズバとバカブッシュ陣営を切り捨てていく様は、読んでいてスッキリとする。この人には、子供向けの判りやすい世界情勢の本を書いて欲しいと思う。(田中宇には思わない)


6点/10点満点

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田村秀「データの罠」感想。
なんだろう?2006年10月23日読了。

データの罠世論(せろん)はこうしてつくられる(集英社新書)
田村秀/集英社 2006/09出版 205p 18cm ISBN:4087203603 ¥714(税込)

アンケートなどに基づくデータが、統計学上、かなりあやふやな数字が多く、データとして信頼できるかどうかはきちんと検証しなければならない、という警鐘を鳴らす本。


有効回答者数が10,000人を超える大規模なアンケート。普通の人々は、10,000人も回答者がいたらそこで示される結果は有効なデータと思ってしまう。

しかし、10,000人回答者がいても、20,000人の回答拒否者がいた場合、つまり有効回答率33.3%ではデータの信頼性は著しく劣ってしまう。らしい。

インターネットのアンケートも、積極的にアンケートに参加しようという意志がある人が回答者となってしまうため、回答がある方向にねじ曲がってしまう可能性があり、方法としては適切ではない。らしい。

そのようなためになる話がわかりやすく載っている。が、ラスト10ページくらい、それまでの本書の執筆方針から異なり、政治に対する意見が書かれてしまっている。その唐突さにとても違和感があり、減点。


5点/10点満点

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交通事故、続き。

10月23日。左肘の痛みに耐えかね、朝イチで病院に行く。救急搬送された病院は自宅から電車で40分もかかるが、診断書をもらう必要もあったので、しょうがなく。

左肘はレントゲンを撮り骨折ではないことが判る。医者は治療らしいことをせずに、打撲か運が悪ければ捻挫でしょう、などという。

10月24日。肋骨と右肩、右上腕が痛くなり、会社を休む。

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2006年10月22日。交通事故。

以前紹介したbianchiの自転車でサイクリングをしていた。
目の前の車が左折しようとした。
避けきれず急ブレーキをかけた。
派手に転んだ。
救急車に乗った。
肋骨が痛い。
以前の経験からヒビが入ったと思われる。
レントゲンを撮る。
取りあえず目に見えるヒビはなかった。
左折しようとした車のドライバー、逃げずに警察に届けてくれた。
相手の保険を使えることになった。
段々と左ヒジが痛みだし、関節が曲がらなくなってきた。
左ヒジの痛みを我慢しつつ、自転車に乗って帰路20kmを走る。
これを書いている今、左ヒジはほとんど曲がらない。
左手首も曲がらない。
クビの付け根も痛い。

まずい。

どんどん痛くなってきた。

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早坂隆「ルーマニア・マンホール生活者たちの記録」感想。
ドキュメンタリー。2006年10月21日読了。

ルーマニア・マンホール生活者たちの記録<br />
早坂隆 /現代書館 2003/06出版 206p 20cm ISBN:4768468586 ¥1,890(税込)

「日本人ジョーク集」が面白かったので、作者早坂隆の本をを集めてみた。

奥付に第12回週刊金曜日ルポルタージュ大賞受賞とあるこの本、著者の出世作なのだろう。
ルーマニアのいわゆるホームレスは、風雨を避けるためマンホールで生活をしている。ホームレスには少年少女が大勢いる。彼らは孤児だったり親から逃げ出したり理由は色々あるが、彼らはマンホールで生活し、結婚し、子供まで産む。ルーマニアというマイナーな国の実態を浮き彫りにする実に良いドキュメンタリーだ。

ロクでもない文学賞がやたらと増えた昨今、私は賞をあまり信用していなかったのだが、ドキュメンタリーの賞は結構良い作品が多いのだな。考えを改めなければ。


7点/10点満点

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セルジオ越後「日本サッカーと世界基準」感想。
スポーツ関連書。2006年10月19日読了。

日本サッカーと「世界基準」(祥伝社新書)
越後セルジオ /祥伝社 2006/09出版 220p 18cm ISBN:4396110464 ¥777(税込)

セルジオ越後が考える「日本サッカーがへたくそな理由」を述べた本。

ジーコは無能、川渕は独裁者、と言うようなことがズバズバ書かれていて気持ちいい。

私が高校生の頃、今から22年前まで私は体育会系サッカー部に所属していた。その頃のヒーローはカレッカだった(カレカではない、当時はカレッカと呼ばれていたのだ)。投げる行為がへたくそだった私は、野球は見るだけ、やるのはサッカー、であった。

今の子供達は海外のプロサッカーの試合を苦労せずに見ることが出来るから羨ましい。私がサッカーをやっていた22年前なんて、日本代表はワールドカップに絶対に出場出来ないレベルだったから、世間はサッカーに全く関心が無くワールドカップの決勝すらテレビ中継など無かった時代だ。私がサッカーをやっていた頃は、体育会系サッカー部でもろくな戦術指導など無かった(うちの学校だけかも知らんが)。今の子供達はテレビでハイレベルな試合をいっぱい見られるから、戦術理解度が深いんだろうな。

日本代表がワールドカップに出られるようになった最大の要因は、出場国が24カ国から32カ国に増え、それに伴いアジア枠も増えたからであって、今も出場国が24カ国だったら、未だに日本は予選突破できていなかったかもしれない。その程度のレベルの国だよ。

しかも今の日本代表はここ15年くらいで最もレベルが低い。

これじゃあ、2010年の南アフリカ大会は出場できない可能性の方が高いよ。


と、私は常日頃思っていて、いつも通っている整骨院のアシスタントとそういう話をしていた。


そこでこの本。私が思っていたことと同じことがズバズバ書かれている。セルジオ越後って分析力が鋭い。

サッカー好きは読むべき本です。


7点/10点満点

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梁石日「ニューヨーク地下共和国・下」感想。
クライムノベル(?)。2006年10月18日読了。

ニューヨーク地下共和国 下 <br />
梁石日 /講談社 2006/09出版 449p 20cm ISBN:406213604X ¥1,890(税込)


ローランド・エメリッヒの映画よりつまらない小説だった。


要するに駄作ということだ。


1点/10点満点

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ここから先は思いっきりネタバレ。

●あらすじ1
ネイサン、ジョージ、サムの黒人3兄弟は、何もしていないのに警察官に呼び止められ、無視したらいきなり撃たれた。その後、マフィアから金を要求された3兄弟は、戦場カメラマンジャックに相談するも、らちがあかずマフィアと銃撃戦の末、対立するマフィアにかくまってもらうことにした。

▼ここまでの所感1
ここまでで約80ページ。9.11をテーマにした(らしい)「ニューヨーク地下共和国」と言うタイトルから察するに、黒人3兄弟がテロリストになっていく過程を描いた物語になるのか! と思いきや、3兄弟の出番はここでほぼ終わり。

●あらすじ2
戦場カメラマンジャックは、以前一緒に3年間の世界一周航海をした友人の建築家ゼムと、ゼムの従兄弟で証券マンのカウフマンと語らっていた。ゼムのもとにロシア人の大金持ちウラディミールから「9.11にテロがあるから気をつけな」と忠告され、その通りになった現実に戦慄した。その後カウフマンは、9.11のテロで航空会社の株を空売りして大儲けした企業の情報などをつかみ、証券取引委員会に訴えることにした。

▼ここまでの所感2
ここまでで370ページ。この部分の主人公はカウフマン。でもカウフマンはあっさり殺されてしまいます。そのため以降はゼムが主人公に。

●あらすじ3
ゼムとジャックは、テロと関係があったんじゃないかと疑われていた。そこで、旧知の仲間などと組んでデモを行うことにした。何度かデモを行ううちに、反戦デモ(イラク戦争反対)に変わっていく。それに危機感を抱いた政府と、政府の犬の警察はゼムたちを不当に捕まえたり。
そうこうしているうち、自由の女神が爆破され、ブルックリン橋が爆破され、それらは「ニューヨーク地下共和国」を名乗るテロリストの犯行だった。
そんな状況下、ゼムはウラディミールの妻ソーニャと浮気。
そしてゼムは、「ニューヨーク地下共和国」のメンバーと思われる人物と警察の銃撃戦に巻き込まれ死ぬ。

▼所感
結局の所、「ニューヨーク地下共和国」の正体は全く判らずじまい。

話の流れから読み取るに、最初は黒人3兄弟を主役にして、テロリストになる気など全くなかった青年が、いかにしてテロリストになっていくのか、を描こうとしたのだろう。

しかし、何らかの理由でその話はヤメにしてしまい、カウフマンを主人公に9.11で大儲けした会社を糾弾する経済小説的な話に大転換する。

しかし、経済の知識が薄っぺらく満足な仕上がりにならなかったためか、カウフマンの話も途中でヤメにして、作者としては魅力ある人物として書いたと思われるゼムを主人公にした反戦、そして反戦勢力を弾圧する政府や警察との対峙を軸とした話に変わっていった。

弾圧シーンは、説得力がありそうな書かれ方をしているが、ゼム側、警察側、両方ともむちゃくちゃ幼稚な理論で闘っており、読んでいて呆れることしばしば。

更に言えば、今の世の中のインターネットパワーを全くと言っていいほど軽視ししているため、話の展開に重みが全くない。

■呆れ
最初のアフガン戦争(ソ連侵攻の時)の時、戦場カメラマンジャックはアフガンへのビザを(アメリカで)申請したが半年待たされた、というエピソードが出てくる。戦場カメラマンが取材地へのビザを自国で申請するんだ。へえ。

というような細かな疑問がわんさか出てきて、うさんくささが増すこと増すこと。


★感想
梁石日は耄碌したのかね。今年で70歳らしいが。

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下川裕治+格安航空券ガイド編集部「新格安航空券選び術」感想。
実用書。2006年10月16日読了。

新格安航空券選び術絶対得する!!海外個人旅行
下川裕治/格安航空券ガイド編集部 /双葉社 2005/07出版 135p 21cm ISBN:4575298174 ¥1,260(税込)

夏のケニア旅行で生まれてこの方これほどリラックスしたのは初めてだ、というくらい心底リラックスできた私。今まで行った旅行では、楽しさもさることながら帰宅したときの疲れが大きく、あまりリラックス出来た感じがしなかった。それはひとえに安いパッケージツアーを使ったがための余裕の無さが原因なんだろう。詰まるところ、旅行の方法が問題だったのだと。


リラックスするための旅行、を真面目に考え出した不惑の年齢に達した私、取りあえず未だ独身だし年に4~5回は海外に出ようかなあ、などと考え出したのだ。世間一般的にはいい年こいて何考えてんだこのオヤジは、とバカにされるだけのような話だが。


まずは手近なところでバンコクに行こうと思いたち、格安航空券の取り方を調べていたのだが、どこで取るのが良いのかよく判らない。

そこで手に取ったこの本、「12万円で世界を歩く」の下川裕治となれば期待できる、筈だったのだが何ともはや期待はずれ、というか書いてある内容が結構適当。

ケニア・ビザ不要、
タンザニア・ビザ不要、
ルワンダ・ビザ不要、
ブルンジ・ビザ要、、、、

私が知っている限り、ケニアもタンザニアもルワンダもビザ必要なのだが。
こういう本の場合、一箇所でもいい加減なところがあると、本全体を信用していいのか判らなくなってしまう。

まあ何だろう、駄目な本の典型って感じ。


2点/10点満点

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栗本薫「グインサーガ110 快楽の都」感想。
ファンタジー小説。2006年10月13日読了。

快楽の都(ハヤカワ文庫) グイン・サーガ110 <br />
栗本薫 /早川書房 2006/10出版 315p 15cm ISBN:4150308632 ¥567(税込)


クムの話は飽きた。


3点/10点満点

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早坂隆「世界の紛争地ジョーク集」感想。
エッセイ。2006年10月11日読了。

世界の紛争地ジョーク集
早坂隆 /中央公論新社 2004/03出版 200p 18cm ISBN:4121501241 ¥756(税込)

全開読んだ早坂隆の最新作「世界の日本人ジョーク集」に比べるとジョークがイマイチ。
こっちの方が発行が古いから、発行順に読んだら違う感想になっていたかもしれない。

というか、こっちを先に読んでいたら、早坂隆の他の書籍を読んでみようという気になったかなあ。

4点/10点満点

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NHK「アフリカ21世紀」感想。
ドキュメンタリー。2006年10月10日読了。

アフリカ21世紀(NHKスペシャル・セレクション) 内戦・越境・隔離の果てに
日本放送協会 /日本放送出版協会 2002/05出版 245p 20cm ISBN:4140806931 ¥1,575(税込) 入手不可

2002年にNHKスペシャルで放送された「アフリカ21世紀」シリーズの書籍。いつ買ったんだっけ? と買った時期すら覚えていない本なのだが、2002年の番組の書籍だし今は絶版のようだから2002年に買ったんだろうなあ、ということは4年も積ん読だったのだろうなあ、う~ん、なんか記憶力が弱ってきているなあ。

内容は、ソマリア内戦の現在過去未来、セネガルのイスラム教徒は増える一方でこの本が出た当時総人口の92%に達していたとか、南アフリカの犯罪凶悪化や深刻化するエイズ禍、などについてである。

充実した内容になっているのは、NHKの膨大な資金力とコネクションを使った取材がベースになっているからだろう。

出版年度は古いけど、今読んでも充分読み応えあり。


7点/10点満点

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2006年10月04日。驚いてしまいました。
初のアフリカ、ケニア10日間旅行記・番外編

まあ、自慢話なのだ。

旅行代理店十数社が共同で開催しているフォトコンテストでグランプリを獲ってしまった。ケニアのマサイマラで撮った夕焼けである(下の写真)。



とても広い空
応募資格は、その旅行代理店で旅行をした人、という狭き門。
本音を言えば多少の自信はあった。優秀賞くらいは獲れるだろうと思っていた。
しかし、最優秀賞(グランプリ)を獲れるとは思っていなかったので、主催者から「夕焼けの写真がグランプリ獲得です、おめでとさん」と電話があったときは結構驚いた。

職場の同僚に「へっへっへ、グランプリだぜ、へっへっへ」と自慢げに話をしたら、「それにしても良くこんな良いアングルで撮れたよね」と言われたのだが、偶然良いアングルで撮れたのではなくて、サファリドライバーのジェームスに「良いアングルで撮りたいからちょっと車動かして」とリクエストを出した結果なのだ。

副賞は海外旅行。10月10日の今日現在、いつどこの国に行けるのか判らないけど、嬉しい副賞だ。で、副賞の話を上司の常務にしたところ、「へえ、すごいねえ。で、本賞って何?」と聞かれてしまった。そういや本賞は何なんだろう。グランプリ獲ったってことが本賞なのかな?そういや、あんまり深く考えないで副賞って言葉使っていたなあ。


コンテストのホームページでは私の写真を含めた受賞作が掲載されているので、そこに直リンクすればいいのだが、そこでは本名が掲載されているのでちょっとイヤ。故に当ブログでは写真のみ掲載します。興味ある方はテキトウに検索するとそのうちたどり着けるかもしれませぬ。


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瀬戸圭祐「自転車生活スタートガイド」感想。
実用書。2006年10月10日読了。

自転車生活スタートガイド街乗り・通勤・ツーリング
瀬戸圭祐 /水曜社 2006/05出版 110p 22cm ISBN:4880651737 ¥1,575(税込)

2006年8月中旬に行ったケニア旅行で知り合ったアウトドア大好きな教師F氏。
F氏はキリマンジャロ単独登山(但しポーターは数人雇ったとのこと)をするためにアフリカに来て、高山病とマラリア予防薬の副作用でふらふらになりながら、キリマンジャロのピーク登山に成功したそうだ。その感激は言葉では言い表せないくらい素晴らしかったと言う。年に数回奥多摩登山を行い、キリマンジャロ登山を最終目標とする私は、F氏の話を興味津々聞いていた。

F氏は体力増強+趣味で、サイクリングを行っているとのこと。山と渓谷社から出版されている丹羽隆志・中村規共著 「東京周辺自転車散歩」の全コースを制覇したらしい。(ちなみにこのシリーズは、「大阪・神戸」「神奈川」「埼玉・千葉」などがある)

F氏曰く、普段のサイクリングは行けるところまで自転車で行って、帰りは電車。使っている自転車は2~3万の折りたたみシティバイク。電車で帰宅すりゃいいや、って割り切ると気が楽。と申しておりました。

私は、登山(と言うかせいぜいハイキングだが)は清々しい気持ちになれるから好きだし、1回行っただけで3kg近く痩せられるし、出来ることなら年に何度も行きたいけど、雨の翌日など天候が悪いときは潔く諦めなきゃならないし、登山道入り口に行くまで電車とバスを乗り継いで3時間かかるのは何とかならんかなあ、と常日頃感じていたので、ハイキングに代わる気軽な週末の運動としてサイクリングはとてもいいのかも、とF氏の話を聞いて思った。

で、ケニアから帰国し、取りあえず予算4万円で自転車を探し始めたのだが、ホームセンターで売っている安っぽいマウンテンバイク(MTB)は、1万5千円くらいで安いことは安いけど、いかにも強度が足りなさそうで且つ15kg以上と重く持ち運びには不便。

ホームセンターではせいぜい2万円台の自転車があるくらいで、私が欲しい洒落た自転車など全く置いていなかった。それならばいわゆる普通の自転車屋さんに行ってみよう、と近所の自転車屋さんを探し訪ねてみたが、ウィンドウショッピング風に店の前から眺めているだけでは、品揃えの少ない店だなあ、という店ばかり。


(※自転車屋さんの事情を多少知った今思うに、今どきの自転車はメーカーも種類も多すぎるため、パパママショップでは仕入れに限界があり、店先に飾るのは一般大衆受けしそうなものかショップの店長が好きもしくは得意とするジャンルの自転車が中心で、自分が欲しいと思った自転車を「見てから買う」という行為はなかなか難しい。結局のところ、こういう目的で乗る自転車が欲しい、と言うのをショップに伝え、カタログで選んで取り寄せと言うことになるのだろう)


そこでネットでいろいろと調べたら、私が知らなかっただけなんだろうけど、自転車メーカーっていっぱいあるんだ。

Bianchi (ビアンキ)
Cannondale (キャノンデール)
GIANT
SPECIALIZED
GT
RITEWAY
De Rosa (デローサ)
DAHON (ダホン)
LOUIS GARNEAU (ルイガノ)
KLEIN (クライン)
TREK
COLNAGO (コルナゴ)
Moulton (モールトン)
Panasonic
Bridgestone


また、自転車の種類もいっぱいあることを知った。

ロードレーサー (ここからさらに細分化されるらしい)
クロスバイク (これも細分化されるらしい)
マウンテンバイク (これまた同じ)
etc...


私が欲しいのはクロスバイクと呼ばれる種類。まあ取りあえずこれらのメーカーのカタログをいろいろと見て比較検討すれば、欲しいのが見つかるかも知れないな、と思い、これまたネットで調べた近所の中では最もいろんな種類(メーカー)を扱っている自転車屋さんに行った。


行ったら、Bianchiのレーサーっぽいクロスバイクが置いてあった。一目で気に入ってしまった私。折りたためないけど、タイヤを外して持ち運べる。重さも10kgちょっとと非常に軽い。何より見た目が私の好みに合ってしまった。
予算をはるかにはるかにオーバーしているにもかかわらず、衝動買いしてしまったのです。

それがこれ、Bianchi のサイクロクロスシリーズ Pront、という自転車。


注文して待つこと約10日間。10月01日にお店に引き取りに行き、天気の回復を待つこと一週間。10月7~9日の三連休に思いっきり走りました。走行距離は32km、46km、73km、で合計151kmなり。7日、8日は風が強く、向かい風に苦しみあまり走れなかったけど、9日は弱風。三日間とも晴れまくっていたので思いっきり日焼けしました。生まれて以来こんなに日焼けしたことは初めてじゃないかと言うくらい、すごい日焼け。ただ単にチャリンコ乗っているだけでこんなに日焼けするとは思わなかった。おかげさまで夜も眠れないくらい日焼け跡が痛いっす。海水浴シーズンでもないのに、何かハズカシイ。

せっかく手に入れた値段の高い自転車、丁寧にメインテナンスをして、長持ちさせなければ。


という長い理由で買ったのが、今日の感想のこの本です。
ま、実用書だから、細かい感想書いてもしょうがないので。


5点/10点満点

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梁石日「ニューヨーク地下共和国・上」感想。
クライムノベル(?)。2006年10月05日読了。

ニューヨーク地下共和国 上
梁石日 /講談社 2006/09出版 482p 20cm ISBN:4062136031 ¥1,890(税込)


なんだ、これ?

中学生の学芸会の台本か?

2点/10点満点

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早坂隆「世界の日本人ジョーク集」感想。
エッセイ。2006年10月03日読了。

世界の日本人ジョーク集<br />
早坂隆 /中央公論新社 2006/01出版 238p 18cm ISBN:4121502027 ¥798(税込)

本屋でベストセラーコーナーに平積みだったので立ち読みしてみる。意外と面白かったので買ってみる。

本の体裁は良くあるタイプのジョーク集なのだが、そのジョークが使われるようになった、歴史的・政治的・人種的背景をとても判りやすく、かつ的確に説明している。

おや? と思って著者経歴を見てみると、かなりマジメなルポライターだった。納得。
私の悪い癖だが、この著者、早坂隆の本を早速買い集めなければ。


8点/10点満点

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大沢在昌「狼花 新宿鮫9」感想。
冒険小説。2006年09月29日読了。

狼花 新宿鮫9
大沢在昌 /光文社 2006/09出版 557p 20cm ISBN:4334925189 ¥1,680(税込)

最近の大沢在昌の安定感は素晴らしい。各作品どれを読んでもハズレがほとんどない。話の進め方は上手いし、登場人物の思考や行動に矛盾が見られない。そして何よりストーリーが面白い。安心して楽しめるのはとても結構なことなのだが、それが故、意外性が少なくなってきたようにも思う。

今回読んだ「狼花」は、最近の大沢在昌らしくない、なかなか意外性のある展開に富んでいた。一匹狼の犯罪者仙田の登場からして既に意外だったし、同期官僚香田の暴走ぶりも意外だった。

しかしそれよりも、もう少しでこのシリーズも完結だな、と思わせるストーリー上の展開があったことが意外だった。意外性を感じているうちに、早いとこ次巻を出して欲しいものだが、またしばらく待たされるんだろうな。


7点/10点満点

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