綿谷りさ「インストール」感想。
青春小説?。2006年12月18日読了。

綿矢りさ /河出書房新社 2005/10出版 182p 15cm ISBN:4309407587 ¥399(税込)
本書の解説で高橋源一郎が偉く褒めちぎっていた。
17歳で書いたにしては完璧、なんてレベルではなく、とにかく小説として完璧、なのだそうだ。綿矢りさが紡ぎ出す言葉が良いと。
この小説で繰り広げられる小さな非日常が、私にはどうにもリアリティが感じられず、なんかちょっとイマイチなのかもしれんと思ったのだが、解説を読んで、そういや確かに言葉がすっと入ってきたなあと思い至り、文才があるってこういうことなのねと知らされたような気がした。
前にも書いたが、その昔栗本薫(中島梓)が「作家は四つの才能に分類される」とどこかで書いており、
・ストーリーテラー
・シチュエイションテラー
・プロットメイカー
・アイデアメイカー
なのだそうだ。一人でいくつもの才能を持っている作家もいれば、一つだけ飛び抜けた才能がある作家もいる。綿矢りさはどれにあてはまるのか考えてみたが、どれにもあてはまらないような気がする。美しい文章を紡ぎ出す才能は、上の四つとはまた別の才能なんだろうなあ、と柄にもなく真面目に考えてしまった。
6点/10点満点
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