逢坂剛「道連れ彦輔」感想。
時代小説。2007年01月12日読了。

逢坂剛 /文藝春秋 2006/11出版 299p 20cm ISBN:9784163254302 ¥1,699(税込)
逢坂剛もすっかり時代小説の書き手となっりました。
江戸後期の旗本三男坊の侍、彦輔が主人公の物語。時代小説によくある連作短編。
小人目付の迅一郎、その下で働く藤八、浪人侍隼人、彦助の隣の部屋にすむかなめ、金貸しの鞠婆、など魅力的な登場人物が多い。自分の食い扶持を稼ぐために齷齪する彦輔の姿が、頼もしくもあり、情けなくもあり、悲しくもあり。いい味出してる。
逢坂剛お得意のスペイン絡みのサスペンスも、集大成となるイベリアシリーズがあと数作で完結しそうだし、作家としての今後の方向性を時代小説に見出したのだろうか。元々上手い作家だっただけに、逢坂時代劇の今後に期待が持てる。
6点/10点満点
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