大迫秀樹「アフリカのことがマンガで3時間でわかる本」感想。
地域解説本。2007年03月20日読了。

大迫秀樹 /明日香出版社 2006/12出版 199, 21cm ISBN:9784756910288 ¥1,575(税込)
最近小説を読まなくなり、こういう本の感想ばかり書いているせいか、当ブログのアクセス数がピーク時の1/3くらいにまで減ってしまっています。何のためにブログを書き続けているのかというと、やっぱり私の感想(意見)を見知らぬ方々に知っていただきたいからなので、アクセス数が減ってしまうのは堪えます。何か考えないといけないのだろうなあ、と思う今日この頃。とりあえず、「だ」「である」調をやめ、ソフトな語り口で書いてみる、というのを実践してみようかと思います。
さてこの本、タイトルは「マンガで3時間でわかる」となっていますが、アフリカに関する基礎知識がなければ、とても3時間じゃ読めません。普通の人が内容を理解しながら読んだら5時間くらいかかると思います。見開き2ページが一つのテーマとなっており、右ページに本文解説、左ページに解説の内容を示したイラスト、という構成になっています。私の感想では、左ページはマンガじゃありません。イラストです。
書かれている内容は真面目かつ丁寧で、判りやすい説明文章になっています。南アフリカ共和国に関する記述に多くページを割いていて、その他、エイズ問題、中国の進出、各国の紛争、食事やファッションなど、いろいろなテーマで語られています。
この本一冊でアフリカを知るというには無理がありますが、アフリカが抱える問題点がよくまとまっていて、発行日が最近であることも含め、アフリカ入門書としてはかなり良い本に思えます。
私が知らなかったことも多く書かれていて、その一つはジンバブウェが今相当ひどい国内状態に陥っていることです。白人の土地を接収する政策がとられていることは知っていましたが、接収した土地は官僚に貸し与えられ、官僚はその土地を使って儲ける、つまり腐敗政治が横行しているとのことです。白人が農場主だった頃は、貧富の差や人種差別などがあったにせよ、国内需要を賄えるだけの農作物が収穫できていたのに、今は官僚が高い値段でしか土地を貸し出さないため、農業を営んでも利益が出ない状況になり、結果として農作物の収穫が減少し国内需要すら賄えなくなってきているみたいです。
ジンバブウェの観光名所であるヴィクトリア・フォールズも、政情不安に伴う治安悪化で環境客が減り、ザンビア側に流れているようです。
そう遠くないうちにヴィクトリア・フォールズに行こうと思っている私には、気がかりな内容です。
7点/10点満点
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