船戸与一「事変の夜 満州国演義2」感想。
歴史冒険小説。2007年05月31日読了。

船戸与一 /新潮社 2007/04出版 414p 20cm ISBN:9784104623037 ¥1,890(税込)
あらすじ(紀伊国屋bookweb+α)
奉天日本領事館で参事官を務める長男敷島太郎。
日本を捨て満蒙の地で馬賊の長となった隻眼の次男敷島次郎。
奉天独立守備隊員として関東軍の陰謀に関わってゆく三男敷島三郎。
学生で有りながら授業に出ず無政府主義に傾倒していく四男敷島史郎。
軍部の暴走をめぐり対立する太郎と三郎、流されるままに謀略馬賊として軍に協力することとなった次郎、自分の犯した罪のため上海に潜伏する四郎…四兄弟の苦悩をあざ笑うかのように満州、そして上海で戦火が炸裂する。
四つの視点がつむぎだす満州クロニクル、「満州事変」を描く第二巻。
本作はまだ完結していない。満州独立寸前で終わっている。
第3巻以降、ダイナミックな展開になっていくことだろう。期待が持てる。
ただ、歴史的事実を解説するためなのだろうが、本編の展開にほとんど関係ない無用な登場人物が多すぎる。これは読んでいてちょっと辛かった。しかし、そういうことは些細な揚げ足取りで、傑作になりそうな予感がする。
7点/10点満点
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