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2007/07/18

海外ドラマ「セックス・トラフィック」感想。
社会派ドラマ。2007年07月15日鑑賞。

セックス・トラフィック
allcinema ONLINEでの「セックス・トラフィック」はこちら。

粗筋(紀伊国屋BookWebより)
モルドバに住む姉妹エレナとヴァラはより良い生活を夢見てロンドンへ向け旅立つ。しかし、二人は手筈を整えてくれた妹の彼氏の裏切りでサラエボへと売春婦として売り飛ばされてしまう。そこで彼女たちを待っていたのは、性の奴隷としての生活だった。
そのころ、ボスニアでは国際平和維持活動のために現地へ部隊を派遣する米国民間軍事会社カーンウェルの若き隊員カルム・テイトが買春容疑で逮捕され、イギリスへ強制送還される。実はカルムはカーンウェルが組織ぐるみで人身売買に関わっている証拠のビデオを持っており、口封じのために汚名を着せられたのだ。ロンドンのNGO人権団体職員ダニエルはカーンウェルの人身売買の疑いを持ち調査を行うが、組織の壁に阻まれる。しかし、ダニエルはロンドンへ売られてきたエレナと出会うことで真相究明への糸口を見つけ、カルムのビデオを公表することに成功する。
やがて、アメリカのビッグ・ビジネス及びヨーロッパの国際平和維持連合部隊の底に潜む腐敗をえぐり出す衝撃の結末を迎える。




イギリスで放送されたテレビドラマで、前後編各90分、合計180分=3時間の長尺作品。

3時間もの長さであるが、ユーモアやおちゃらけの要素は一切無く、徹頭徹尾社会派ドキュメンタリータッチのドラマとして作られている。

また、演出が今ひとつのところも多く、カーンウェル社が民間軍事化であることや、主人公ダニエルが所属する団体が人権保護を目的とするNGOであること、他にも女性教授(後にイタリア人の人権活動家とわかる)などが出てくるが、ことごとくどういう立場にいる人なのかが序盤ではわからない。では話が進めばわかるかというと、ある程度国際情勢とか国際協力機関についての予備知識がないと、最後までわからないまま終わってしまうかも知れない。(ボスニアの国際平和維持活動=PKOに民間人兵士がいること自体よく判らない人も多いのではないかと思う)

息つく暇すらない徹頭徹尾社会派な脚本、見る者に予備知識を必要とする複雑さ、胸くその悪くなる人身売買組織の描き方、エロビデオのような管理売春の様子。

ものすごく敷居の高いドラマだ。


細かな点で文句はいろいろあるけど、たくさんの人に見てもらいたいドラマです。


8点/10点満点

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