ジョン・ウッド「マイクロソフトでは出会えなかった天職」感想。
人生について考える本。2007年10月10日読了。

ジョン・ウッド/矢羽野薫 /ランダムハウス講談社 2007/09出版 287p 20cm ISBN:9784270002483 \1,680(税込)
マイクロソフトの国際部門でオーストラリア、中国に赴任、中国では事業開発担当重役にまで出世した著者。
忙しい中休暇を取り、ネパールにトレッキングに行く。そこで見たものは、小学校の図書館に本がほとんどない現実。多少の迷いはあったが、著者はマイクロソフトの要職を投げ捨て、ネパールの子どもたちに本をプレゼントするNPO法人を作る。本を集める方法は、知人に片っ端からメールを送り、いらなくなった本を送ってくれ、それを私(著者のこと)がネパールの子どもたちに送り届ける、というもの。
マイクロソフトで培ったビジネスセンスを元に、ボランティア法人は金が必要なのであり、寄付金を得るためには、自分たちの目的を包み隠さず話し、成果を目に見える形にする。3000ドルの寄付で図書館を開設できる、10000ドルの寄付で図書館を建設できる、15000ドルの寄付で学校を建設できる。
ネパールでのボランティアに成功し、カンボジアやベトナムにも援助の手を広げる。
マイクロソフトで稼いだお金を元にスタートさせたプロジェクトだけど、実際のところ著者はほとんど手弁当。NPO法人のスタッフには給料を払っているけど、著者はマイクロソフト株のストックオプションを切り崩して暮らしている。もう家を買うほどのお金は残っていない。けど、この新しい人生は充実している。
見習いたい生き方だ。
6点/10点満点
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