
水月昭道 /光文社 2007/10出版 217p 18cm ISBN:9784334034238 \735(税込)
バブル崩壊による大学生の就職難。
少子高齢化による大学の経営難。
その両方を何とかしたいと考える文部科学省の思惑。
これが重なり、大学院修士課程、博士課程を卒業する学生がたいそう増えているらしい。
しかし、その実態は、どこにも就職できない大学院卒の激増だった。
著者は、その原因を学生に求めるのは間違いで、社会システムが悪いという。
でも、本書をよく読んでいくと、ぬくぬくと親の金で大学→大学院を卒業した甘ったれ小僧の、甘ったれた言い訳にしか思えない。
博士課程を卒業して博士号を取得しても、アルバイトをしながら大学に籍を置き(この場合、籍を置くために大学に金を払っているらしい)、薄給で非常勤講師を務めながら、大学に教員として採用してもらうためにひたすら論文を書き続ける。
その目的は、自分が博士号を取るまで一生懸命勉強した学問を、もっととことん他人の金で追究することが出来る大学教授になるため。
大学教授になる夢を諦めたら、それなりの会社でそれなりに働けるのだろうが、彼ら博士号取得者はそうせず、アルバイトしながらひたすら大学に教員採用されることを待っている。
バカじゃねーの。
私は高専卒なので20歳から働いている。普通高校に行かず、高専に入学を決めたのは就職率が高いから。それを私は15歳で決めた。
博士号取得者は、最低でも27歳くらい。30歳越えているのも大勢いる。
いい歳こいて自分の人生設計もできないのかよ。
5点/10点満点
※追記:博士論文は英語で書くらしいが、そのくらい英語力があるのならもっと割のいいアルバイトを探せるだろうに。
※追記2:大卒して就職できなかった学生に、大学側が大学院入学を薦めたようなことも書いてある。それが高学歴ワーキングプアが大量発生している社会的原因だと著者は言うのだが、著者を含め、高学歴ワーキングプアの君たちは本当にその学問を学びたくて学んでいたのか? 大学4年間勉強してきたから、その延長で大学院に進んだだけじゃないのか? ほんとうに自分がその学問を学びたいと思い、自らの意志で大学院に進み、苦労して博士号を取ったのか? そうとは思えないのだけど。
※追記3:非常勤講師の待遇改善を訴えたいなら、非常勤講師同士で組合をつくって団体交渉すればいいじゃないか。もで組合を作ったところで、他人を出し抜く輩が続出して満足に機能しないんだろうな。
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