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2008/01/30

坂口泉・蓮見雄「エネルギー安全保障」感想。
ユーラシア研究書。2008年01月22日読了。

ユーラシア・ブックレット〈No.113〉 エネルギー安全保障―ロシアとEUの対話
坂口泉/蓮見雄 /東洋書店 2007/10出版 63p 22cm ISBN:9784885957253 \630(税込)

この本も「ガスプロム」と同じく、ロシアの投資信託に関するお勉強本として読みました。

サッカープレミアリーグ・チェルシーのロシア人オーナー・アブラモビッチが、どのようにしてロシアの石油企業シブネフチの株価をつり上げたのか、推測が入っているが、かなり興味深い分析がなされている。

※アブラモビッチはシブネフチの取締役。アブラモビッチはシブネフチ株をガスプロムに売却し、130億ドルの富を得た、といわれている。

この本を読むと、ロシアへの過剰な期待はしない方がいいのかもなあ、と思えてしまう。

インドはイギリス統治下時代から資本主義経済が根付いている。
中国人は金儲けが上手い民族だから、良い感じで資本主義経済を受け入れている。
ブラジルは欧米に相手にされなかった関係もあり、エタノールなど独自の技術、独自の経済が出来てきている。

それに比べると、ロシアはどうなんだろう。

もちょっとロシア経済についての本を読まないとわからないことが多すぎるなあ。


6点/10点満点

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ラシン編集部編「マレーシアでロングステイ」感想。
ロングステイ指南書。2008年01月22日読了。

大人の海外暮らし国別シリーズ マレーシアでロングステイ
rasin編集部 /イカロス出版 2004/11出版 227p 21cm ISBN:9784871496186 \1,569(税込)

40歳過ぎて独身生活をしていると(注:私のこと)、そろそろ老後のことを考えなきゃなあ、と思うのである。今から結婚して子どもでも出来てしまったら、子どもが大学を卒業する60歳過ぎまでシャカリキになって働かなきゃならない。今までさんざっぱら適当な生き方をしてきたのに、これからそんな生活をするというのはかなり難しいだろうなあ、と思うのである。それに私はヘビースモーカーで大酒飲みだから、そんなに長生きするとは思えないし。

年金も大して当てに出来ない昨今、老後をどこで暮らすかってのは自分とってなかなか興味のある話なのだ。

で、本書「マレーシアでロングステイ」を読んでみたのだが。

本書に出てくる「マレーシアでロングステイ」を実践している人たちってのは、真面目に60歳過ぎまで働いて、蓄えもあってちゃんと年金もらって結構優雅な老後を送っている人たちばかりで、私にはちぃとも参考にならないのであった。

マレーシアだと月15万で暮らせます、ってな事例が紹介されているけど、日本だって住宅ローンさえ払い終われば、月15万で余裕で暮らせるよ。

というわけで、今の私には役に立たなかった本。

本屋でさらっと読んで「ぴあ」の株主優待でもらった図書カードの残りがいっぱいあったので気にせず衝動買いしてしまったのだけど、もっと立ち読みしてから買うべきだった。


3点/10点満点

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三橋貴明「トンデモ!韓国経済入門」感想。
韓国経済学習書。2007年01月21日読了。

トンデモ!韓国経済入門
三橋貴明 /PHP研究所 2008/01出版 221p 19cm ISBN:9784569696591 \999(税込)

この著者は昨年の夏に「本当はヤバイ!韓国経済」という本を上梓している。

本書は、「本当はヤバイ!韓国経済」と一部内容が重複しているが、それはそれ、この本はこの本で興味深く読めたのである。

韓国が半導体産業や液晶産業で、日本の数あるメーカーを追い抜き、一気に世界シェアナンバー1を奪ったのは有名だが、これは別段驚くようなことではなく、設備投資の思い切りとタイミングが良かっただけの話である。なぜ思い切りよい設備投資が出来たのかというと、1997年の韓国通貨危機で、財閥解体と外資の導入があったから。中途半端に世界シェアナンバー1になってしまった韓国企業は、バブル崩壊をようやく抜け出した底力のある日本企業に、強烈な巻き返しを食らうことになるだろうという予測も載っている。(この辺の話は、他のビジネス書でも多数指摘されている)


なんていう嫌韓流的な話が本書にはいっぱい載っているのである。

韓国企業にシェアナンバー1を奪われて"ちくしょう"と思っているビジネスマンは、本書を読んで溜飲を下げよう。(ま、別にこの本じゃなくても、韓国経済の脆弱さを指摘している本はいっぱいあるけどね)

6点/10点満点

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酒井明司「ガスプロム」感想。
ユーラシア研究書。2008年01月19日読了。

ユーラシア・ブックレット〈No.111〉 ガスプロム―ロシア資源外交の背景
酒井明司 /東洋書店 2007/10出版 63p 22cm ISBN:9784885957239 \630(税込)

2007年9月のデータだが、世界の上場企業の時価総額ランキングによると、ロシアの天然ガス最大手「ガスプロム」は、日本最高峰の企業トヨタ自動車よりも時価総額が上である。

世界ランク8位・ガスプロム・2434億ドル(110円換算で26兆7700億円)
世界ランク14位・トヨタ自動車・2073億ドル(110円換算で22兆8030億円)

本書は、日本人があまり知らないロシアの巨大企業「ガスプロム」の歴史、現状、問題点、ロシア政府との関連、EUとの問題などについて、三菱商事に勤める著者が、会社の立場を離れて書いた本である。ホントは言ってもブックレットなので、全64ページと薄いのだが、中身は濃い。



何で私がこういう本を読んでいるのかというと、私はロシア関連の投資信託に100万以上突っ込んでいるのだが、中国(そこそこ儲けた)やインド(かなり儲けている)やブラジル(結構儲けている)の投資信託に比べると、ロシア投信はちっとも値が上がらないので、いくら投資信託とはいえやっぱり自分でも少しは真面目に勉強せねば、という理由で読んだのである。

ま、内容は推して知るべし。詳しく書いたってしょうがない。

興味がある人は読んでみると良いかもしれません。結構参考になりました。


6点/10点満点

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2008/01/29

岡崎大五「意外体験!スイス」感想。
珍道中記。2007年01月18日読了。

意外体験!スイス パックツアーを10倍楽しむ法
岡崎大五 /祥伝社 2001/07出版 332p 15cm ISBN:9784396312619 \599(税込)


岡崎大五が書く、事実を元にした爆笑ツアー旅行顛末記。

岡崎大五は一時期やたらと面白く感じ片っ端から集めたけど、個人的にヨーロッパには全く興味がないので、買ったまま積ん読になっていた本書。週末だったので手軽に読める本がいいな、と手に取り読んだ。

いつものごとく老人に近いメンツばかりのツアー客が起こす珍道中を、おもしろおかしく書いている。お手軽に読めるという意味では、赤川次郎なみにお手軽なのだが、何冊も読んでいるからちょっと飽きてしまった。

ただ、ヨーロッパにほとんど興味のない私(物価が高いから)が、この本を読んだことでスイスに行ってみたくなった。そういう意味ではスイスの魅力がじゅうぶんに書かれているってことなんだろう。岡崎大五ってひとはやっぱり優秀な添乗員なんだなあ、と思うのである。

飽きちゃったから点数は辛め。


5点/10点満点

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2008/01/22

アクセス数 激減

年末年始ブログ更新をさぼったせいか、
1ヶ月前と比べアクセス数が1/10に激減。
RSSリーダーに登録してくれていた人が、
年末年始の休みを利用して、あまり読まない
ブログの整理でもしたんでしょうか。

株ネタ用に新しく作ったブログもさっぱり読まれず。

まあ結局のところ内容がつまらん、ということなのでしょう。

一からやり直しです。

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2008/01/20

何清漣「中国の闇 マフィア化する政治」感想。
ルポ。2008年01月17日読了。

中国の闇―マフィア化する政治
何清漣/中川友 /扶桑社 2007/11出版 286p 20cm ISBN:9784594055219 \1,680(税込)

著者:何清漣[カセイレン](紀伊国屋Bookwebより)
経済学者・ジャーナリスト。1956年、中国湖南省生まれ。湖南師範大学卒。上海・復旦大学で経済学修士号を取得。湖南財経学院、曁南大学で教鞭をとり、中共深〓(せん)市委員会宣伝部に勤務の後、『深〓(せん)法制報』で長らく記者を務めるかたわら、中国社会科学院公共政策センターの特約研究員となる。98年に政治経済学の視点から中国社会の構造的病弊と腐敗の根源を衝く『現代化的陥穽』(邦訳『中国現代化の落とし穴』)を出版。知識人層から圧倒的な支持を得たが、共産党政権下の政治的タブーに踏みこむ言論活動を貫いたため、国家安全当局による常時監視、尾行、家宅侵入をはじめとするさまざまな圧力を受け、2001年に中国を脱出して米国に渡った。現在はプリンストン大学、ニューヨーク市立大学で研究活動を従事し、『当代中国研究』誌などに意欲的な論考を発表して精力的な活動を続けている。なかでも、渡米後の2004年に刊行された『中国の嘘』は、記者としての現場体験を踏まえた白眉の中国メディア論であり、中国におけるメディア・コントロールと言論統制の恐るべき実態を描ききった労作として高い評価を得ている。混迷を深める現代中国の動向を語るうえで欠かすことのできないキーパーソンのひとり




中国の官僚、役人は腐敗しきっている。

中国のやくざ=黒社会とつながりを持ち、土地の強制収容の際、住民を追い出すのは黒社会の連中であり、住民への保証金は黒社会の連中と役人がかすめ取り、住民にはほとんどわたらない。

そのような話は陳惠運「わが祖国、中国の悲惨な真実」でも取り上げられていた。

本書も同様に、現在の中国で公然と行われている腐敗した政治の実態について書かれている。

本書は、論文がベースになっており、書かれている文言はかなり固い。それは読みづらさにつながっているのだが、書かれている内容が迫真であり、現代中国の抱える先行き不透明な状態を切実に現している。

土地の強制収容に絡む黒社会からの嫌がらせ、役人と警官隊による暴力的な収容行為。広州で起きた、警官による農民への集団暴行は、たまたまビデオで収録され世界中のニュースとして駆けめぐったが、こんな事件が年間数万件以上起きているというのである。

圧倒される。


7点/10点満点

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石田和靖「ドバイ株投資 完全マニュアル」感想。
株の本。2008年01月09日読了。

ドバイ株投資完全マニュアル
石田和靖 /パンローリング 2007/07出版 373p 19cm ISBN:9784775990537 \1,890(税込)

中国株(現物)を始めたのは約3年前。最高、買った値の6倍にまで上昇したけど、もっと値上がりを期待していたら、売り時を逃してしまった。それでもまだ買った時の2倍以上になっているからいいんだけど。

タイ株(現物)は昨年12月から始めた。20万円だけ買ったのだけど、早くも15万円まで値下がり中。まあいいや。しばらく放っておこう。



さて、もうちょっと毛色の違った海外投資をしたいな、と考えていたときに見つけたのがドバイの証券会社、マック・シャラフ証券。マック・シャラフ証券は、日本人でも口座を開くことが出来ます、というアフィリエイト広告をみたのだ。広告は、8万円くらいで口座開設を代行します、というものだった。

それで興味が出てきたドバイ株&アブダビ株取引。

早速、詳細が書かれている本を探したところ、打って付けの本が見つかりました。それが本書。

マック・シャラフ証券への口座開設方法が、懇切丁寧に書かれている。英文申込書のここにあれをかけ、あそこにこれを書け、などなど。これを読むと、口座開設に代行なんて全く必要ないように思う。

ドバイ証券取引所のWebサイトも見たけど、英語で充実したメニューがあるので、多少の英語力があれば全く問題ない。

ううむ、ドバイ株&アブダビ株はかなり魅力的。

問題は、種銭を送るのに外貨送金手数料がかなりかかるということくらい。

さて、種銭を頑張って作るか。


6点/10点満点

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2008/01/15

マイレージ。

2007年9月にタイ旅行に行った。
タイ航空だったので、ANAのマイレージが貯まった。

行きの成田ーバンコク間は問題なくすぐにマイレージに反映されたのだが、
帰りのバンコクー成田間のマイレージがなかなか加算されない。

おかしいなあと思って10月下旬に、事後登録のためボーディングパス(チケット)の半券を送った。

2008年1月になっても加算されていないので、さすがにこれはおかしいと思い、ANAに電話した。

すると、「送ってくれたチケット半券の名義人が、異なる名前になっているのでマイレージ加算できません」と言われた。

それはおかしい。一人旅なんだから、他人のチケット半券を持っているわけがない。

ANAの回答に懐疑的であったのだが、自宅にてチケット半券のコピーを確認すると、確かに私じゃない、誰か知らない赤の他人の名前が記載されていた。しかも私はどっからどう見ても中年オヤジなのに、女性(MS)のチケットだった。

ということは、だ。

考えられるのは、カンボジア・シェムリアップーバンコク(バンコクエアウェイズ)、スワンナプーム国際空港(バンコク)でタイ航空・成田行きに乗り換えたのだが、スワンナプーム空港のタイ航空の乗り継ぎカウンターのお姉ちゃんが間違えて発券したのだろう。

参ったなあ。

成田ーバンコク間は2000マイルも貯まるから、このまま棄てたくはないのだけど、文句の言い処はどこになるのかなあ。ANAに文句言ってもしょうがない。やっぱタイ航空に文句言うしかないんだろうなあ。

なんかちょっと面倒。

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2008/01/13

大前研一「大前流 心理経済学」感想。
ビジネス書。2008年01月08日読了。

 大前流心理経済学貯めるな使え!
大前研一 /講談社 2007/11出版 344p 20cm ISBN:9784062141260 \1,680(税込)

私が最も信頼する経済コンサルタント大前研一先生(マサチューセッツ工科大学=MITで物理学原子力博士を取得後、経営コンサルタントに転身した)が書く、日本人の心理的要因に基づく経済の冷え込みを何とかしましょう、という提言書。


しかしながらタイトルが悪く、かなり損をしているように思う。


心理経済学というような内容ではなく、政治家に向けた日本経済立て直し提言書である。


本書において何が素晴らしいかというと、日本人は個々人の能力は非常に高く、個々人に任せたら素晴らしい成果を上げるのに、集団になったとたんにバカ丸出しになってしまうという、集団IQの低さという話。

少子高齢化が進む日本で、経済的な繁栄をある程度維持するためには、先進諸国が同じ道をたどったようにサービス業に邁進するほかない。

各企業がグローバル経済の中での日本という位置づけを再認識し、世界経済の中で、如何に日本という優位性を発揮するかにかかっている。その一つとして、世界中の金を集める金融センターとして再生を図るという手法があるが、日本はせっかく投資してくれる人々を、ただ単に外資が責めてきたという理由で追い出してしまっている。ブルドックソースの話である。

税金を安くし、各種規制を撤廃し、世界中の金が集まるように制度改革を行うと、ドバイやシンガポール、ルクセンブルクのように、豊かな国作りが行えるのに、せっかく投資してくれる外国の人々を追い出してしまうのである。バカではないか。

というような提言がいっぱい載っていて、以前から大前先生の提言に感心している私としては、納得できる話がいっぱいだったのである。


ただ、本書の前半は具体的提言が多すぎて、「それはビジネス書でかくべき内容ではなく、政治家の政策案でしょ」と突っ込みたくなるほどであった。


7点/10点満点

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吉田一郎「国マニア」感想。
世界地理雑学本。2008年01月07日読了。

国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!
吉田一郎 /交通新聞社 2005/12出版 231p 19cm ISBN:9784330839059 \1,500(税込)

1985年、まだ中国に返還される前の香港に留学し、九龍城砦に住み、日本語学校で講師をしながら、「香港ポスト」記者を経て、月刊「香港通信」編集長、日刊「香港ビジネスポスト」編集長、現在は帰国して大学院生活。

そんな著者の代表作は「世界飛び地大全」(買っていて興味のあるところだけ読んだけどまだ全部は読んでいない)。

世界中の国の変なところに興味を持ち、マニアックな世界地理の話題を提供してくれる。それが本作の著者、吉田一郎。

本書でも、UAEの成り立ちや、プエルトリコの成り立ち、ロシア領内にありながら台湾が領有権を主張しているトゥバ共和国、ハローキティ通貨が作られてしまうクック諸島。

地理好きにはたまらない興味ある話題がこれでもかこれでもか、と繰り広げられる。

2004年に出版された本だけど、既に3版。マニアックな本でも、内容が良ければ増刷かかるのだ、という見本のような良書。


北方領土に関する見解はとても鋭く、政治家もぜひ参考にするべき。


8点/10点満点

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2008/01/08

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天野才蔵の「投資内容さらけ出し」というブログを作ってみました。http://www.amanosaizo.com/diary/

私のポートフォリオを公開しているだけなので、株に興味のない人にはつまんないブログです。興味がある人にとってもつまんないブログかも知れません。

ちなみに、1月4日と7日の2日間で40万下落しました。

でもライブドアショックのときよか、数倍マシです。

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2008/01/07

2007年の読書総括。145冊。最多記録更新。

2007年の読書総括を表にまとめました。
読書数は冊数です。「上・下」に分かれている本は読書数2冊とカウントしています。

英語や漢字検定などのお勉強本、「google earth」の本のようなPC関連書籍、クイズ本などは、それなりにちゃんと中身を読みますが、この手の本は読むことが主眼ではないので、読書数にカウントしていません。

また、最新の世相を反映した世界地図帳、世の中のいろんな業界ランキングが書かれている業界地図、写真集・画集などは、読むというより眺めることがが主体となり、読書とはちょっと異なると思っているので、こちらもカウントしていません。

2007年は、過去14年間で最高の読書数となりました。

今年も仕事が暇だったんです、はい。


天野才蔵 2007年の読書総括
 ジャンル国内海外合計数
小説SF・ファンタジー・ホラー12012
小説冒険・ミステリ808
小説歴史・時代・武侠606
小説純文学・青春606
 小説小計32032
その他ノンフィクション・ルポ20121
その他新書や新書的な本30030
その他紀行文・旅関連・エッセイ40141
その他ビジネス・株・雑学他21021
 その他小計1112113
 総合計1432145


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阿部俊之「日本人が知らなかったタイ株」感想。
株本。2007年12月26日読了。

日本人が知らなかったタイ株
阿部俊之 /翔泳社 2007/12出版 280p 21cm ISBN:9784798115467 \1,680(税込)

私は、ユナイテッドワードル証券で香港株の現物取引をしている。そのユナイテッドワールド証券では、10月下旬からタイ株のオンライントレードを始めた。

で、早速対株取引口座を開いたのだが、種銭がなく、なかなか取引を始められなかった。

12月にボーナスが出て、ようやく種銭が出来たのだが、さて銘柄は何を買おうかと悩んでいた……

話は逸れるが、チケットぴあの会社である「ぴあ」の株を持っていると、株主優待で年間10,000円の図書カードを貰える。その図書カードが届いたので財布に入れておいたのだが、ぶらりと本屋に行ったらこの本が置いてあったのだ。


本書の前半は、タイ株の取引云々というよりも、タイ経済そのものについての良質な解説書として読める。

タイの上場企業のうち、時価総額ナンバー1はタイ国営石油で、時価総額3兆円!

日本の東証1部に置き換えると20位台にランクされる。

すげえ、知らなかった。

というわけでボーナスを種銭にして、早速タイ株の現物買いを開始。

ただねえ、ユナイテッドワールド証券に20万入金したら、レートが1バーツ=3.8円くらいで換算されてしまって、実勢価格3.5円と比べたらなんだか偉く損した気分。しかも一取引の手数料が525バーツかかるので、単位株の価格が安くても、手数料をちゃんと考えて買わないと、儲けられそうにないんだよな。

というわけで、大手有望銘柄を中心に、20万ほど投資。結果や如何に。


※近日、天野才蔵の「株さらけ出し」ブログを立ち上げる予定です。


7点/10点満点

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柴田明夫「エネルギー争奪戦争」感想。
ビジネス警鐘書。2007年12月21日読了。

エネルギー争奪戦争
柴田明夫 /PHP研究所 2007/12出版 239p 19cm ISBN:9784569692203 \999(税込)

「レアメタル・パニック」などでも取り上げられている、資源争奪の国際競争。他国、特に中国の動向は、国策としての資源確保に走っているのに対し、日本はのほほんとしている。

本書では、レアメタルだけではなく、全ての経済活動の原点となるエネルギーそのもの、つまり石油、天然ガス、原発に使うウラン、そういうエネルギー資源も、日本は争奪戦に負けだしている、ということに警鐘を鳴らす本。

具体的なデータも豊富で、危機的な状況を分かり易く解説しており、日本がおかれている立場の危険さと、人気取りだけでまともな政治を行っていない今の日本の政治家に日本を任せて良いのか、など考えるべきことが示唆されており、良書である。


7点/10点満点

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まのとのま「無敵のマレーシア」感想。
イラスト旅ガイド。2007年12月19日読了。

無敵のマレーシア
まのとのま /アスペクト 2007/03出版 127p 22cm ISBN:9784757213609 \1,680(税込)

正月マレーシアに行くのだが、行き先はボルネオ島のコタキナバル。

クアラルンプールやペナン、ランカウイのガイドブックは結構あるのだけど、コタキナバルの情報が書かれた本は結構少なかった。

で、本屋をあちこち探していたら、この本を見つけた。

マンガで紹介するだけの本かな?と思ったのだが、写真付きのガイドブックより説明が丁寧、かつ写真と違ってイラストでの紹介ってのは紹介したいところをピンポイントで強調できるので、紹介にムダがないのだな。

結果的のボルネオ島の情報も役に立ったし、それより何よりマレーシアにすごく興味がわいてきて、なかなか良い出来のガイドブックなのかも知れない。

で、ちょっと調べたらこの著者のシリーズは10冊以上出ているので、やっぱり人気があるんだな。

値段が高いことがちょっと残念。


7点/10点満点

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石井光太「神の棄てた裸体」感想。
ルポ。2007年12月17日読了。

神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く
石井光太 /新潮社 2007/09出版 310p 20cm ISBN:9784103054511 \1,575(税込)

「物乞う仏陀」でルポライターとして鮮烈なデビューを飾った石井光太の新作。

本書は、性に対して厳しいイスラム圏で、性がどのように扱われているかを、前作同様様々な国の底辺に行き、体当たり取材を敢行したもの。

・インドネシアの13歳の売春婦の話
・インドネシアでは、性器に焼けた石を突っ込まれてしまった東ティモール難民の乞食女の話
・パキスタンで男娼をしなければ生きていけない幼い兄弟の話
・ヨルダンの売春宿で売春をしているイラク難民の女性の話
・レバノンの金持ちの元で働くフィリピン人女性を相手にした占い師の話
・マレーシアに住むおかまのインドネシア人の話
・バングラデシュとミャンマーの国境近くで、子どもが金のためにさらわれる話
・イラン西部のクルド人の村で、戦争で足がな苦なってしまった女性を嫁にする一夫多妻の話
・ミャンマーに住む爺さんが語る、日本人兵に嫁が犯され、それがため嫁は姿を消し、残された子どもを育てている話

この本にはまだまだこういう話が載っている。

どこまでが本当でどこまでが作り話なのかと思ってしまうくらい、非現実的な、というか信じたくないようなリアルな現実が書き出されている。その圧倒される現実は、日本にいたら感じることができないものであるし、スーダンのダルフール紛争すらまともに取り上げることができないテレビや新聞などのマスメディアでは、石井光太が本書で書いているような内容はあまりに過激なため、取り上げることはないだろう。


著者石井光太は、一体いつまでこういうルポを書き続けることができるのだろうか。いつまでも書いて欲しいのだが、こういうルポを続けるとしたら、いつかどこかでのたれ死んでしまうのではないかと、いらぬ心配をしてしまう。


10点/10点満点

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